全長4433mmと先代より60mm拡大した新型ミニ・カントリーマン
ビー・エム・ダブリュー(BMW日本)は2023年11月21日、MINI(ミニ)次世代モデルの第1弾、新型「MINI Countryman(ミニ・カントリーマン)を発表、予約注文の受付を開始しました。納車は、2024年第一四半期以降を予定しています。

ミニ・カントリーマンは、日本においては「MINI Crossover(ミニ・クロスオーバー)」の車名で、2011年にミニの4番目のモデルとして誕生したモデルです。以降2017年には2代目に改良、今回は6年ぶりとなるフルモデルチェンジで3代目へと進化しました。
【画像】えっ、これが「ミ二」!? 新型ミニ・カントリーマンを写真で見る(50枚)
初代の登場から、その使い勝手の良さとミニらしい走りの良さで世界的にヒット、ミニ・シリーズの中でベストセラーモデルとなっています。
今回登場した新型ミニ・カントリーマンは、ボディサイズを拡大。全長4445mm✕全幅1845mm✕全高1660mm、ホイールベースは2690mmとなり、先代に比べ全高は約60mm、全長は約130mm延長、さらにホイールベースも長くなっています。ミニ・シリーズとしてははじめて全長4400mmを超えています。
その外観デザインは、同時に世界初公開された新型「ミニ・クーパー3ドア」とは異なるスタイリングとなっています。
新たに採用された八角形のフロントグリルは新型ミニ・クーパー3ドアと同様ですが、ヘッドライトはミニ・クーパー3ドアの丸目LEDに対し、直線的な六角形のLEDヘッドライトを採用、クロスオーバーの力強さと多用途性、信頼性を表現しているといいます。
ただし短いボンネットやオーバーハング、大きなホイールを備えた長いホイールベースは、ミニの伝統のデザインを踏襲、ひと目でミニ・シリーズの新型だということがわかります。
ガソリン3モデル、ディーゼル1モデルの4グレード展開
今回日本で登場した新型ミニ・カントリーマンのパワートレインは4種類。

日本上陸した新型「ミニ・カントリーマン」のインテリア
「ミニ・カントリーマンC」は156馬力・230Nmを発生する1.5リッター直列3気筒ターボ・ガソリンエンジン、「ミニ・カントリーマンD」は150馬力・360Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。それぞれ7速DCTが組み合わされ、前輪を駆動します。
「ミニ・カントリーマンS ALL4」は204馬力・300Nmを発生知る2リッター直列4気筒ターボエンジンに7速DCTが組み合わされ、駆動方式はオールタイム4輪駆動システムの「ALL4」となります。
高性能バージョンの「ミニ・ジョンクーパーワークス・カントリーマン」は、317馬力・400Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンに7速DCTを組み合わせます。JCW専用チューニングが施されたスポーツサスペンションや、コーナリング時のトラクションとハンドリング性能を向上させるエレクトロニック・ディファレンシャルロックコントロール(EDLC)、パフォーマンスコントロールを備えたダイナミックスタビリティコントロール(DSC)、MINI独自の4輪駆動システムALL4の採用により、ドライビング・パフォーマンスが最高レベルとなっています。
またミニモデルとしては初めて、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載。これは高速道路での渋滞時(60km/h以下)において、一定の条件下にて、ステアリングから手を離しての走行が可能となるもので、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムになります。
消費税込みの車両価格は以下のとおりです。
・ミニ・カントリーマンC:489万円
・ミニ・カントリーマンD:509万円
・ミニ・カントリーマンS ALL4:566万円
・ミニ・ジョンクーパーワークス・カントリーマン:667万円
VAGUE編集部