ソフトバンク千賀の役割はあの1球でOK、断言してもいい/西村龍次

ソフトバンク千賀の役割はあの1球でOK、断言してもいい/西村龍次

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2020/11/22
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◆日本シリーズ第1戦 巨人1-5ソフトバンク(21日、京セラドーム大阪)

千賀は飛ばし気味に試合に入りながら巨人打線にしっかりとストレートで「内角」を意識させていた。1回、4番岡本への初球、154キロ直球でバットをへし折っての捕邪飛。右打者が千賀のボールにあれだけ詰まらされた。岡本には、悪いイメージが残るだろう。極端な話に聞こえるかもしれないが、シリーズ初戦を任された千賀の役割としては、あの一球でOKだと断言してもいいくらいだ。

巨人打線は千賀の低めのフォークを捨ててかかっていた。低めを振りにいかない。それがストレートで見逃し三振になっても構わないというくらい、徹底していたようだ。中盤以降に、走者を背負った苦しい場面が目立ったのもその影響だろう。しかし、今季の千賀は、こうした状況でも、最後は点をやらないという投球をしてきた。4回に坂本と岡本に連続四球を許しての無死一、二塁で、丸を154キロの外角低め直球で遊ゴロ併殺に打ち取ったのは非常に大きかった。

中盤にカットボールが増えたのも苦しい場面で使えるように想定していたのか、序盤はこの球を取っておいた感がある。だから、中盤のしんどいところを、うまく逃げられたのだろう。

CSでノーヒットの栗原が4打点、周東も盗塁を決めて5点目を取るなど、柳田が封じられても目立たなかった。巨人は初戦を菅野で落としたのは、今後を考えても痛い。少々気が早いかもしれないが、この流れのままなら4年連続の日本一は“決定的”になったと言える。 (西日本スポーツ評論家)

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