派閥の多くが自主投票へ 3氏が争う構図、野田聖子氏は立候補を模索

派閥の多くが自主投票へ 3氏が争う構図、野田聖子氏は立候補を模索

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2021/09/15
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"報道関係者が詰めかけた自民党本部=2020年6月18日午後0時16分、東京・永田町、杉本康弘撮影"

自民党総裁選は17日に告示される。岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行政改革相の3氏が争う構図だが、派閥の多くが事実上の自主投票を認める異例の選挙戦となる見通しだ。石破茂元幹事長が正式に不出馬表明し、野田聖子幹事長代行はなお立候補に向けて最終調整を続けている。

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石破氏は15日、国会内で記者会見を開き、立候補を見送り、河野氏を支持する考えを明らかにした。「自民党を変えてほしい。政治を変えてほしい。この多くの国民の声に応えるためには、改革を志す勢力が二分することなく一致すべきだ」と、不出馬に至った理由を語った。

また、森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題について、「一番悲しんでいる人の思いに寄り添わなくて、私は政治の名に値すると思わない」とし、再調査の必要性に言及。13日に石破氏が河野氏と会談した際にも、こうした考えを伝えたと述べた。

会見に先立って開かれた石破派(17人)の臨時総会で石破氏は、所属議員に対し、派閥として投票先を拘束はしないと説明。同派代表世話人の鴨下一郎元環境相は総会後、記者団に「派閥として意見をとりまとめることはしないが、(石破氏と)方向性は一致している」と語った。

河野氏については、小泉進次郎環境相も14日、支持を表明している。石破氏の会見を受け、河野氏は15日、記者団に「一人でも多くの方々にご支援をいただけるのは、ありがたいことだ」と語った。

総裁選をめぐっては、石原派(10人)が15日、幹部会合を開き、自主投票の方針を決めた。すでに最大派閥の細田派(96人)が高市氏と岸田氏の支持を決定。河野氏が所属する第2派閥の麻生派(53人)は16日に緊急総会を開く予定で、河野、岸田両氏を支持する見通しだ。ただ、所属議員の態度は拘束せず、第3派閥の竹下派(52人)なども含め、岸田氏が会長の岸田派(46人)以外は、事実上の自主投票となりそうだ。

一方、政府は菅義偉首相の後任を選出する臨時国会を来月4日に召集する方向で調整に入った。総裁選の各候補者の了解を得た上で正式決定する。立憲民主、共産、国民民主の野党3党の国会対策委員長は15日、国会内で会談し、臨時国会では新首相の選出だけでなく、衆院選前に衆参両院で予算委員会での審議を与党側に求めることで一致した。

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