大分とヤマト政権の関係に迫る 県立歴史博物館、15日から特別展

大分とヤマト政権の関係に迫る 県立歴史博物館、15日から特別展

  • 大分合同新聞
  • 更新日:2021/10/14
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赤塚古墳から出土した三角縁神獣鏡をはじめ、銅鏡や土器など約250点を展示=宇佐市高森の県立歴史博物館

【宇佐】宇佐市高森の県立歴史博物館で15日から、特別展「赤塚古墳と三角縁神獣鏡~宇佐風土記の丘からみた古墳時代」が始まる。開館40周年と、同館を含む史跡公園(風土記の丘)内にある県内最古級の前方後円墳、赤塚古墳から三角縁神獣鏡5枚が発見されて100年の節目を記念した企画。3~4世紀の出土品を通し、大分とヤマト政権との関係などに迫る。11月28日まで。

7部構成で、県内外の古墳から出土した銅鏡や土器、勾(まが)玉(たま)など249点を展示する。

全5枚が並ぶ赤塚古墳の鏡(国指定重要文化財)は、1921年に見つかった。椿井大塚山古墳(京都府)や石塚山古墳(福岡県)の鏡と同型であることから、ヤマト政権が全国に勢力を拡大する中で広まったものと考えられている。

邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼が中国に使者を派遣した景初3(239)年の年号が入る三角縁神獣鏡(国重文、島根県・神原神社古墳出土)、中国・漢の時代などに盛んに作られた鉄製帯金具「金象嵌帯鉤(きんぞうがんたいこう)」(国重文、伝日田市刃連町出土)の他、三国志の英雄・曹操の墓の副葬品と酷似する同市日高の東寺(通称ダンワラ)古墳の「金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(きんぎんさくがんしゅりゅうもんてっきょう)」(国重文)といった古墳時代の研究で注目されている史料も紹介する。

同館企画普及課主任研究員の越智淳平さん(40)は「展示を通して、ヤマト政権を介した大分県と各地とのつながりが分かる。考古学の世界を身近に感じてもらえれば」。

午前9時から午後5時(入館は同4時半)まで。月曜休館。期間中、記念講演会(11月6日)などの各種イベントも。観覧料は一般510円、高校・大学生310円、中学生以下無料。問い合わせは同館(TEL0978・37・2100)。

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