“働きがい”を感じない人が増えている?人生100年時代の働きがいとは:ガイアの夜明け

“働きがい”を感じない人が増えている?人生100年時代の働きがいとは:ガイアの夜明け

  • テレ東プラス
  • 更新日:2022/11/28

11月25日(金)に放送された「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)のテーマは「働き方改革 その先へ!~"働きがい"がニッポンを変える~」。
「働き方改革」が叫ばれて5年余り。長時間労働が消える一方で、働きがいを感じない人が増えている。時代は「働きがい改革」へ! 人生100年時代の働きがいとは? 改革に向けて動き出した企業や、ビジネスパーソンの取り組みを追う。

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「Great Place to Work Institute Japan(働きがいのある会社研究所)」(東京・品川区)では、企業の働きがいを調査するという日本でも珍しい取り組みをしている。働きがいを見える化し、職場の活性化を促すという。

抱えている顧客は約500社で、この日は、ある外食チェーンの働きがいを調べていた。
目に見えない働きがいを炙り出すのが、約100の質問が書かれたシート。

「この会社の人は、裏工作や他人を誹謗中傷しない」
「お互いに思いやりを持っている」

などの質問に無記名で答えてそれを点数化し、「働きがいのある会社」として、毎年ランキングを発表する。

上位の顔ぶれを見てみると、トップは、アメリカに本社があるIT企業の日本法人、2位も外資系のIT企業で、日本の企業は少ない印象。研究所のトップである荒川陽子社長は、「日本人の働きがいがどんどん減っていって、失われてしまった」と話す。
荒川さん自身も、以前は営業の最前線で仕事に没頭。ノンストップで走り続けてきたが、結婚と出産を経験し、働きがいについて深く考えるようになったという。

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「やりがいが置いてけぼりになってしまっている。今ここで頑張って、仕事のやりがいや誇り、意味や価値、自分のキャリアを自立的に決めていく、歩んでいくことをやっておかないと、この先10年、15年先が厳しくなる」と荒川さんは話す。

働きがいを構成するのは、働きやすさとやりがい。縦軸と横軸にして企業を分析すると、
日本の現状が見えてくるという。

「私、働きがいがほしいので...」大企業のエース人材が⁉なぜ地方に転職続々?

石川・加賀市。人口約6万4000人、古くから北陸屈指の温泉郷として知られる観光地だ。電動キックボードで通勤する男性が入っていったのは、加賀市役所。
山内智史さん(37歳)は、「加賀市で唯一、電動キックボードに乗っている男」と言われる市の職員だ。

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職場は「CDO(チーフ・デジタル・オフィサー)室」と書かれた部屋。山内さんは、市の行政をデジタル化するため、2021年に中途入庁したIT担当の最高責任者だ。
173倍という狭き門を突破した山内さんは、元ソニーの社員でAI事業の開発に携わり、グループのマネージャーとして社長直轄のプロジェクトを任されていた。しかしなぜ、その道を捨てたのか?

「前職でずっとキャリアを築く道もあったかもしれないですけど、やりたいことベースで仕事しているので」と山内さん。やりたいことベース...つまり働きがいで仕事を選んでいるということ。

この日、山内さんが訪れたのは、市内にある高齢者向けの施設「ケアリス山代」。運動するためのマシンが並んでいる。

「一人一人の健康データというのは、こういう場面でも蓄積することができる。例えば異変が起きた時、かかりつけ医にシームレスにつながっていけば、『この日にこういう風に(データが)動いていたことが異常だった』と分かる」。

運動器具には、利用者の心拍数など健康につながる情報が収められているので、そのデータも有効活用できるそう。"データの狩人"山内さんは、普通の人とは目線が違うのだ。

少子高齢化や人口減少が進む加賀市は、消滅可能性都市と言われている。しかし加賀市は、国から国家戦略特区の指定を受け、ITの力で課題を解決し、未来を拓こうとしていた。
例えば、最近話題の"空飛ぶ車"も対応を進めており、既に市内全域の立体地図データを作成済み。法律などが整えば、いつでも空飛ぶ車が実現可能だという。
そのために欠かせないのは優秀な人材で、加賀市 宮元陸市長も山内さんに期待を寄せる。

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「スキルはもちろんだが志が大事。市役所とか公的機関は変化するために作られた組織ではない。外部から民間の方々が入ってきて刺激をいただくことによって、まずは自分たちが変わる」と宮元市長。CDO募集では、「年収700~1000万円程度」という地方公務員としては高い報酬を提示した。

市長肝いりのデジタル化プロジェクトをさらに推し進めるため、山内さんに新たな仲間が加わった。能力重視で選ばれた新メンバーは、50代の3人。

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最近、大企業では中高年社員を対象とした大規模な早期退職の募集が相次いでいる。働きがいを手に入れるには、「何ができるのか」を問われる時代でもあるのだ。
自らの力で新天地に飛び込んだ50代の3人は、山内さんと共に"ある大きなプロジェクト"に携わることに――。

スタッフは65歳以上!"おばぁ"が切り盛り...大人気スープカレー店の挑戦!

大きな天ぷらがウリのスープカレー店「おくしばぁちゃん」(北海道・札幌市)は、連日客足が絶えない人気店。

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店のスタッフのほとんどが65歳以上で、6人のおばあちゃんが店を切り盛りしている。
料理の仕込みから会計まで全て担当し、レジカウンターには「会計がゆっくりです」という張り紙が。唯一の65歳未満、40代社員の木村意之さんは、おばあちゃんたちの仕事ぶりについて「(言葉に)角がなくて安心できるところは、若い人にはない部分かな」と話す。

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店長の宮道澄美子さん(79歳)愛称"すみちゃん"と、副店長の金澤千代美さん(68歳)愛称"ちよちゃん"は、仲良しコンビ。接客のマニュアルはなく、おばあちゃんたちのアイデアで店を回している。
お客さんへの声かけだけでなく、お持ち帰り用の揚げ玉をサービス。すみちゃんお手製「揚げ玉おむすび」のレシピもプレゼント。「ちよちゃんのねぎ味噌」は甘辛い味がごはんに合う無料のトッピングで、ほしい人には販売もしている。

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他にも、木村さん考案の「手作りギョウザ」やハンバーグならぬ「婆婆ーぐ」など、これらすべてがおばあちゃんたちのアイデア。皆パートで働いているが、すみちゃんの給与明細を見せてもらうと、この月の収入は、店長手当1万円を合わせて約13万6000円。働きを評価してくれる手当が、働きがいになっている。

「(年金と合わせて)生活できます。老後はまあまあかなって。だから幸せです」と、すみちゃん。

「おくしばぁちゃん」をつくったのは、北海道が地盤のスープカレー店「奥芝商店」。道内を中心に10店舗を展開、東京にも進出している。
「おくしばぁちゃん」の誕生には、「奥芝商店」を運営する「NEXT LEVEL」奥芝洋介社長のこんな思いが込められていた。

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「小さな頃、おばあちゃんとおじいちゃんに育ててもらった。おばあちゃんが認知症になりかけて軽度だったが、まだまだおばあちゃんに何かを教えてもらえるような仕事を考えた方がいいと言われて...」。

祖母のような高齢世代が生き生きと働ける店をつくりたい。奥芝さんは、今後も「おくしばぁちゃん」のような店を増やしていきたいと考えている。

そんな中、「おくしばぁちゃん」に思わぬ暗雲が...。油や小麦粉、香辛料など、原材料の高騰を受け、会社側がカレーメニューの値上げを検討しているというのだ。

「人件費も確保しないといけないので、ものによっては200~300円くらいまで上げる可能性がある」と木村さん。値上げは客離れにつながりかねないが、果たして"おばあちゃんの知恵"は、このピンチを救えるのか⁉

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