「彼女はキレイだった」最終回が問い直す“キレイ”の意味 タイトルに隠された真実

「彼女はキレイだった」最終回が問い直す“キレイ”の意味 タイトルに隠された真実

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  • 更新日:2021/09/15
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自分の居場所を見付けた愛を伸び伸びと演じる小芝風花【写真:(C)カンテレ】

ハッピーエンドにネット「すてきなドラマ」「ありがとう」感謝の声続々

Sexy Zoneの中島健人と女優の小芝風花がダブル主演を務めたフジテレビ系ドラマ「彼女はキレイだった」(毎週火曜、午後9時)が14日、最終回を迎えた。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

ファッション誌「ザ・モスト」を存続させるため宗介(中島健人)が取材交渉を続けてきた謎の作家・楠瀬凛の正体は、編集部の樋口(赤楚衛二)だった。樋口は「モストを救いたい」と自らの生い立ちや小説への思いをつづったインタビュー原稿を手渡す。悩んだ末に宗介は掲載を見送ることを決めるが、予想もしなかった事態が発生。

一方、愛(小芝風花)の元には絵本作家の夏川ちかげ(日髙のり子)から「絵本の仕事を再開する」と、うれしい知らせが届く。夏川のアトリエに行くと「ここで一緒に働かない?」と誘われた。絵本作家になることが幼い頃からの夢だった愛は胸がときめくが、「先生からのお誘い、本当にうれしかったです。やっぱり私の身の丈に合わないのかな、という気持ちもあって…」となおもためらう。その頃、宗介の元にはニューヨークに戻るよう本社から指示が届いた。再び離れ離れになりそうな2人が選んだ道とは…。

最終回の見せ場の一つが、アトリエを訪れた愛と夏川の会話だ。ベストセラーとなった夏川の絵本「ゴールどこかな?」を手に取った愛は「大人になってからも何回も読み直しました。私の居場所ってどこなんだろう。いつになったらゴールのお花畑にたどりつけるんだろうって」とつぶやく。

これに夏川は「お花畑にたどりつけなくても、この動物たちはみんな自分のやりたいことをやって楽しそうでしょう?」「自分自身が好きだなぁー、楽しいなぁー、って思える場所がその人のゴールでその人の居場所。私はそう思うんだけどね」と語りかける。雷に打たれたように我に返る愛。絵本の中のブタ、ネズミ、タヌキはそれぞれのスタイルで今を楽しんでいた。自分の心の奥に眠っていた本心に気付いた愛は宗介に「絵本が好きって気持ち。大事にしたい」と打ち明け、ニューヨークには一緒に行けないことを告げる。

愛は経営学の勉強にすっぴんで打ち込む親友の梨沙(佐久間由衣)からも影響を受ける。隣に座った愛は「梨沙、キレイだね」とニッコリ。自分も梨沙のようになりたい、という気持ちが湧いた瞬間だ。愛は宗介に「キレイになりたいって思ったの。人ってやりたいことをしている時、すっごくキレイに見える。私もそうなりたい。宗介にもキレイな私を見てほしい」。愛の真剣な表情に宗介は「待ってる。今よりもっとキレイな愛と結婚できる日を楽しみにしている」と優しく受け入れた。

子どもの頃の愛は美少女で学業優秀だったが、成人してからはそばかす、くるくるヘア、仕事なしという“残念女子”に変貌。多くの視聴者にとって「彼女はキレイだった」というタイトルは愛の容貌について過去形で表現したものと映っただろう。

しかし、最終回で分かったのは“キレイ”とは現在進行形だったということだ。愛と宗介が離れ離れになって2年後。絵本作りに夢中の愛は生き生きとした表情で毎日を過ごしている。服装を気にせずそばかすも戻った愛の前にロンドン出張中のはずの宗介が突然現れ、「愛、キレイになったね」ととびっきりの笑顔を浮かべる。「好きだなぁー、楽しいなぁー、って思える場所」を見付けたからこそ愛は“キレイ”になったのだ。

“キレイだった”とは見た目の問題ではなく生き方だったということ、そしてそのことを再発見した喜びや気付きという意味だった。人それぞれの生き方を尊重する思いがタイトルに凝縮されていたのだ。ネットでは「感動をありがとう」「このドラマに出会えて本当に良かった」「終わりが最高でした!最高の夏ありがとうございました」「ステキなドラマ」などの声が集まっている。

5年後、父親になった宗介は愛の描いた絵本を持つ娘・みおと横断歩道を渡り、空に虹がかかる美しいシーンで幕を閉じる。「みお」という名前は、同じフジテレビ系で今年1月から放送されたドラマ「知ってるワイフ」にも登場する。広瀬アリス演じる恐妻ヒロインの名前が澪(みお)だった。「彼女はキレイだった」「知ってるワイフ」は韓国ドラマのリメイクという共通点がある。レアなネタとして楽しめそうだ。

※日高のり子の「高」ははしご高です。

ENCOUNT編集部

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