賃貸住宅に住む高齢者が自宅で死亡したと偽り、部屋の原状回復のための保険金をだまし取ったとして、詐欺などの疑いで不動産業の男ら3人が逮捕されました。
逮捕されたのは、保険代理店の経営者、高山泰和容疑者(56)や、妻の聖生容疑者(54)ら3人です。
警察によりますと、高山容疑者らは3年前、70代の男性が路上で死亡したのに、自宅で死亡したかのように装い、遺品整理や清掃などの保険金、100万円をだまし取った疑いです。
死亡した男性は、身寄りのない生活保護受給者で、高山容疑者らは、保険金の請求のため死亡場所や日時が記載された死体検案書を書き換えるなどしていました。
同じような手口で約1000万円が支払われていて、警察は、身寄りのない高齢者を囲い込み「貧困ビジネス」を行っていた疑いもあるとみて捜査しています。
読売テレビニュース