
出荷最盛期に合わせ、竹田市特産のカボスの魅力をアピールする「KABOSUでわっしょい」を企画した関係者ら=竹田市
【竹田】出荷最盛期に合わせ、竹田市特産のカボスの魅力を再発見する「KABOSUでわっしょい」が同市で開かれている。地元が誇る産品をアピールしてさらなる消費拡大を図ろうと、竹田城下町域外誘客促進コンソーシアムが初めて企画。飲食店などに特製メニューがお目見えした他、交流サイト(SNS)に写真を投稿すると景品が当たるキャンペーンなども展開している。10月4日まで。
竹田市ではさまざまな料理にカボスの果汁を搾って食べる食文化があるが、市民からの「最近は使う機会が減った」との声を受け、生産者や飲食業界、JAおおいたなど関係機関が協力して今企画を打ち出した。
期間中、城下町の飲食店や土産店など35店でかぼすバターチキンカレー、かぼすモヒートといった特製メニューを提供。各種通常メニューにカボスを搾って爽やかな酸味を楽しむサービスもある。
所定の方法でインスタグラムに食事の写真を投稿するか、店舗に備えたアンケートに回答すると、抽選で20人に市内産の豚肉とカボスのセットが当たる。
他に、24日の「八幡山縁日楽市楽座」ではカボスを生かした料理の屋台やカボス数当てクイズといったコーナーを用意。10月4日には、チケットを購入して特製メニューを楽しむバル形式のイベント「竹田“食楽”バル」も予定している。
事務局を担当する、官民出資の会社・まちづくりたけたは「消費拡大とともに、特製メニュー開発や投稿などを通じて新たな活用法や展開が生まれれば」と話した。
問い合わせは同社(0974・64・0175)。