選手の親も“リモート応援”コロナ禍の五輪競技開始

  • テレ朝news
  • 更新日:2021/07/22

東京オリンピック、23日の開会式を前に、21日から一部の競技が始まりました。

先陣を切ったのが、福島県で行われたソフトボールですが、観客の姿はありません。本来なら、復興五輪のはずでした。大会初戦で賑わうはずだった福島県営あづま球場の周辺も静かです。

檜舞台に立った選手の両親でさえも、遠くから見守ります。
山崎早紀選手の父親:「1球1球に声援を送るのが自分たちの役目。オリンピックが開催できて一安心。そのなかでプレーしてもらって、優勝を目指してやってもらえれば」

唯一、観客を入れて開催となったのは、サッカー女子の予選リーグが行われた宮城スタジアム。今回のオリンピックでは生で観戦できる数少ない会場です。
仙台市内からの男性:「サッカーファンとして、大舞台を楽しみたいという思いで、ずっといたので、ここのスタジアムは観客を入れるということで、個人的には、すごくホッとしている」

宮城スタジアムでは、観客の上限を1万人としたうえで、男女のサッカー10試合が行われます。ただ、21日の試合はキャンセルが相次ぐなど、約3000人にとどまったそうです。
観客:「コロナの中で制約があり、窮屈なところがあって、むずむずする気持ちもあった」
観客:「いいプレーが出たときは、会場全体が拍手で盛り上がったので、それは生で味わえたので、とてもよかった」

一方で、21日も大会の関係者8人の陽性が明らかになっています。2人が海外から入国した人で、そのうち1人は、テコンドー女子・チリ代表のフェルナンダ・アギーレ選手です。組織委員会によりますと、アギーレ選手は、10日以上の隔離が求められるため、大会に出場できないといいます。新型コロナによる棄権は、初めてです。

もう1人の感染者は、ビーチバレー女子・チェコ代表のコーチでした。20日は、男子選手の陽性が明らかになっていて、この2人の濃厚接触者は12人になります。これで組織委員会が発表した大会関係者の陽性者は79人となりました。

金メダル獲得が有力視されているアメリカの女子体操チームは、選手村には入らないことを決めました。千葉県内での事前キャンプ中、控え選手1人の陽性が判明。その後、主力選手らは選手村に入るとみられていましたが、アメリカメディアによりますと、現在、選手村近くのホテルに滞在しているといいます。
ランディコーチのツイッター:「ホテルに滞在する方が、選手の安全を守りやすいと思う。ホテルでも選手村と変わらず、毎日、検査を受けることになる」

相次ぐ大会関係者の感染。3日前に来日したCNNテレビの記者で、医師でもあるサンジェイ・グプタ氏は、どう、見ているのでしょうか。
サンジェイ・グプタ氏:「さまざまな感染予防措置が講じられ、空港の感染対策は徹底されていた。一方で、バブル方式については、絶えず人が往来し、破られていてバブルとは言えない。感染者ゼロを見込んでいた人は、ワクチンや検査をよく知らないのでしょう」

感染者が出ることについては驚かないというグプタ氏。重要なのは、頻繁な検査と迅速な隔離だといいます。
サンジェイ・グプタ氏:「結果が、ずっと陰性なら感染の疑いや、感染を広める可能性は低くなる。濃厚接触者は、経過観察と定期的な検査を行えば、バブルの中にいてもよいだろう。必要なのはコツコツと検査を続けること」

選手や関係者らの感染を調べる検査体制に穴があるのではないかとの指摘もあります。立憲民主党の議員が、組織委員会の職員から入手したとする検査マニュアルには、検査を受けていない人のうち、『特に警告が必要な人を抽出して受けるよう指示する』と書かれています。

立憲民主党・斉木議員:「要するに全員じゃない。みんなオリンピックに金メダルを取りに来ているから、多少、のどが痛い人ほど検査は受けないで強引に出て、金メダル取って帰ろうって思う。人生かかっているから。未受検者ほど危うい」
内閣官房担当者:「未受検者がいれば、当日に受けさせるということで、プレーブックに沿った対応ができるように対応していると聞いている」
立憲民主党・斉木議員:「15ページ見て下さい」
内閣官房担当者:「直接、入手していないので、読み上げて下さい」

そのとき、別の担当者が資料をテーブルの下に隠しました。
立憲民主党・斉木議員:「彼が持っているじゃないか。机の下に隠さないで出して。嘘はダメ」

資料は再び机の上に。
内閣官房担当者:「本来こういう内部マニュアルが組織委の外に出るということは非常に遺憾」

内閣官房のオリパラ担当事務局が、組織委員会に確認したところ、この資料は「実際の運用に使うためのものではない」と説明されたといいます。

開会式まであと2日。航空自衛隊の「ブルーインパルス」が予行演習を行いました。ブルーインパルスが都心上空で五輪を描くのは、1964年の東京オリンピック以来、57年ぶりとなります。

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