巨人も狙うドラ1候補 近大・佐藤は「まさに柳田」名伯楽・内田順三氏の視点

巨人も狙うドラ1候補 近大・佐藤は「まさに柳田」名伯楽・内田順三氏の視点

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2020/10/16
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近大・佐藤

プロ野球のドラフト会議が26日に行われる。1位競合が確実視されているのが、近大・佐藤輝明内野手。オリックスがすでに1位指名を公表し、巨人や阪神など複数球団の有力候補として名前が挙がっている。プロ野球で多くの強打者育成に携わり、今年はJR東日本の外部コーチとして佐藤を実際に見た経験を持つ内田順三氏(デイリースポーツウェブ評論家)に、その印象を聞いた。

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彼を見たのは春先。ドラフト1位候補だと聞いて動きを追ったが、第一印象は「柳田みたいだな」と思ったよ。巨人の渡辺スカウトも見に来ていたが、同じような印象を口にしていた。

その時はサードを守っていたけど、大きな体なのにフットワークが軽く、スピードがある。そして、打撃は背中にバットが当たるくらい振り切ることができる。今年は他のドラフト候補も見てきたが、彼は打球の飛距離が違う。左バッターで逆方向への長打もあり、まさに柳田だよね。

試合では左投手の外角低めを左中間に本塁打、次の打席はフォアボールだったと思う。打たれたキャッチャーも「スイングスピードが速い」と言っていた。タイミングの取り方も反動を取らずにシンプル。無駄な動きがなければミート率も上がるわけで、巨人の大城ともイメージがかぶる。

見たのは1試合だけだが、他の試合の映像を見ても逆方向に打っている。サードの動きからして、一塁も外野の守備も問題ないはず。走攻守において申し分なく、あれだけの素材であるなら欲しい球団はたくさんあるだろうね。

将来的には柳田のようなトリプルスリーも狙える可能性を秘めた選手。あとは入団した球団がどのような「育成プラン」を作るか。プロの投手はコントロール、スピード、変化球の切れ、全ての面でアマチュアとレベルが違う。失投が少なく、どんな打者でも最初は戸惑うわけで、ファームで経験を積ませるのか、1軍で結果が出なくても使い続けることができるのか。

柳田だって大学からプロに入り、1軍で結果を出すまでに2、3年かかった。ロッテは安田を4番で固定して育て、DeNAも佐野を4番で成長させた。選手をどう作り、育て、生かすかが大事。いずれにしろ、非常に魅力があり、楽しみな選手だね。

◆内田 順三(うちだ・じゅんぞう)1947年9月10日生まれ、72歳。静岡県出身。現役時代は左投げ左打ちの外野手。東海第一から駒大を経て、69年度ドラフト8位でアトムズ(現ヤクルト)入団。75年日本ハム移籍。77年広島移籍後、82年限りで現役引退。通算成績は950試合485安打25本塁打182打点、打率・252。83年以降は2019年まで広島、巨人で1軍打撃コーチ、2軍打撃コーチ、2軍監督などを歴任した。20年からはJR東日本の外部コーチを務める。

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