照ノ富士キラーだ玉鷲!3場所連続「金星」 平幕力士が同じ横綱からは57年ぶり/夏場所

照ノ富士キラーだ玉鷲!3場所連続「金星」 平幕力士が同じ横綱からは57年ぶり/夏場所

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  • 更新日:2022/05/14

大相撲夏場所6日目(13日、両国国技館)幕内最年長の37歳、西前頭3枚目の玉鷲が横綱照ノ富士(30)を押し出して5勝1敗とした。玉鷲は3場所連続で照ノ富士から金星を挙げた。金星は通算6個目。大関陣は御嶽海(29)が北勝富士(29)を上手出し投げで退け、星を五分に戻した。貴景勝(25)は3敗目、正代は5敗目を喫した。平幕碧山(35)が6連勝で単独トップに立ち、1敗は玉鷲を含めた平幕4人。

また、この男が歴史の歯車を動かした。結びの一番。横綱照ノ富士に突き刺さるように当たった平幕玉鷲が、鋭い出足で一気に走る。今年に入って3場所連続で照ノ富士を破る「金星」を挙げ、殊勲の3連発となった。

「うれしさと、信じられない両方がかみ合った感じ…」

はにかみながら、笑みを浮かべた。立ち合い。横綱は右から張ってきた。だが、玉鷲は顔を背けず胸に当たって左はず、右おっつけ。休まずに前へ出て電車道で押し出した。「止まったら自分の負け。(張り手は)来ると思っていた」。

平幕力士が同じ横綱を3場所続けて破るのは、昭和39年九州場所から40年春場所まで横綱栃ノ海に勝った大豪(だいごう)以来、57年ぶり5人目(昭和以降)の快挙。金星は年間の場所数や1場所の日数に関わりのない記録だけに胸を張れる。37歳5カ月での金星獲得は、昭和以降5番目の自身の記録も更新した。

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照ノ富士を押し出した玉鷲 =両国国技館(撮影・戸加里真司)

モンゴル出身の玉鷲は前日(5日目)、初土俵から休むことなく通算1426回連続出場を果たし、米ハワイ生まれで外国出身力士の「パイオニア」元関脇高見山を抜き、単独史上4位へ浮上したばかり。

そんな「鉄人」がはつらつと躍動する原動力は「家族ですね」。長男・テルムン君(6)はこの4月から小学校へ入学。次男・エレムン君(3)もパパの仕事が理解できるようになった。「勝ったとか、負けたねとか。『よかったね』といわれると自分的にはすごくうれしい」。

モンゴル語で「テルムン」は「広い、晴れた日、輝く」を意味し、「エレムン」は「力と、心の強さ」をいう。息子の名前は玉鷲そのもの。自宅へ戻って2人の息子から受ける激励が、パパをもっと、もっと強くする。(奥村展也)

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