
テレビ長崎
9月23日の開業までちょうど3カ月となった西九州新幹線。
開業に向けたブームアップイベントが各地で行われているほか、運行本数やダイヤ、インターネット予約の割引料金も相次いで発表されています。
23日の特集は、西九州新幹線についてです。
長崎から諫早、新大村、嬉野温泉を通って、武雄温泉までの66キロのルートで所要時間は、長崎~博多間は最速で1時間20分。
いまの特急かもめの1時間50分から30分早くなります。
長崎と諫早の間は最速でわずか9分です。
特急は最速17分なので所要時間は8分の短縮です。
ずいぶん近くなりますね。
長崎~新大村間です。
新大村駅は新たにできる駅なので、現在の大村駅との比較です。
いまの長崎~大村間は快速で最速38分。
長崎と諫早の間で特急を使っても最速32分ですが、新幹線では「最速15分」になります。
大村市民も便利になると感じているようです。
大村市民は ( Q長崎への利用者は増えると思いますか? ) 「15分ならって感じはしますね」
( Q: どんなときに利用しますか? ) 「長崎に飲みに行きたいときだったら、運転しなくていいので、往復30分だから、新幹線使って空港まで行くのは楽だよね。(長崎市には)車で行くことが多いけど通れば利用してみたい。本数が多くて、値段も手ごろだったら一番いい」
続いて運賃です。
現在、長崎と諫早の間の特急の自由席は、運賃と特急料金あわせて980円ですが、新幹線は1350円で、いまより370円上がります。
8分早くなって370円のアップをどう捉えるかです。
次に、長崎と新大村の間です。
新幹線は1630円で、最速15分。
いまの快速を使った38分の所要時間で760円との比較をどう考えるでしょうか。
新幹線の通勤定期は1カ月あたり、長崎~新大村間が、4万1410円。
長崎~諫早間が、2万8890円です。
長崎~博多間などにはインターネット割引の料金が発表されていますが、県内の区間に割引料金はありません。
一方、新幹線開業を冷ややかに見ているのが県北の人たちです。
当初の計画では、佐世保を通ると設定されながら結果的に「外された」形になった経緯があるからです。
佐世保市民は(Q:佐世保市民としては期待感とか実感としてはどうですか?) 「ないですね、佐世保を全然経由しないので、だから全然興味がないというか」
波佐見町在住の女性 (Q:開業の実感はありますか? ) 「あまりないですね。波佐見町は元々電車も通ってないのであまり利用することがないので実感はないが、乗れるんだったら佐世保まできてほしかった」
新幹線の切符の販売は開業1カ月前の8月23日から。
ビジネスや買い物など観光以外での利用客がどのぐらい増え、県民の生活にどう影響を与えるかにも注目です。