
契約更改交渉を終えて会見に臨む阪神・梅野隆太郎= 甲子園球場(撮影・渡辺大樹)
阪神・梅野隆太郎捕手(32)が21日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸1億6000万円でサインした。「終盤、けがをすることがあっていろいろな思いをした。来年に関してはすごくわくわくしている。体のコンディションを見つめ直しながら、ベストパフォーマンスができるようにやっていきたい」。今季は開幕からスタメンマスクをかぶり、チームの18年ぶりのリーグ優勝に貢献した。ただ、8月13日のヤクルト戦(京セラ)で左手首付近に死球を受け、「左尺骨骨折」と診断。シーズン終盤は2軍でリハビリを強いられ、72試合の出場で打率・194、19打点、1本塁打に終わった。日本シリーズではベンチ入りするまでに回復し、38年ぶりの日本一の輪に加わった。「まずはけがを完治させることがもちろん。連覇のチャンスはうちのチームだけなので、今年関西が盛り上がったように、また来年も優勝できるように最高のプレーをファンの方に見せて、しびれるような試合をやっていきたい」と誓った(金額は推定)。