さっさと昼ごはんを食べて仕事をするつもりだったのに、大宴会になりました。
こんにちわ、相馬と言います。
昨年(2022年)、スペインの巡礼の道を1ヶ月ほど歩きました。
次の朝にお得意様との打合せがあるため、この日は昼ごはんを食べたらさっさと仕事をしたいと思いながら、18ユーロとは思えない超豪華な昼ごはんを食べていました。
そのレストラン、細い巡礼路の道沿いにあり、テラス席にいるとどんどんと知っている人が通ってくる。
デザートのチョコレートケーキも食べ終わり「そろそろ仕事か」と思ったそのとき、にやにやとしてやってきたのは一昨日から急速に親交を深めていたスウェーデン人トマスとオーストリア人ヴォルフガング。「ちょっと飲もうぜ」と始まります。さらに前日に知り合ったアメリカ人のジョーも加わり、逃げることができない。。。
途中で、やさしいトマスは「ケンは仕事があるからそろそろ解放しよう」と行ってくれますが、ヴォルフガングは「日本は解雇規制が強いからケンはサボっても大丈夫だ」と、聞く耳を持ちません。しまいには「Your are working, but We are earning.(君らは働いてるけど、僕らは稼いでる)」という名言まで出てきます。当然、逃げることができない。。。
さらにイギリス人のおじさんまで加わり、スウェーデン、オーストリア、アメリカ、日本と合わせ5カ国!もう結構飲んでるのに「全員でおごろう」と一杯ずつおごりあい、皆、ヘロヘロに。
ジョーの「スウェーデン人はロングブロンドヘアーのイメージだけど、君(トマス)には髪がないね」というアメリカンジョークも炸裂し、巡礼でも一番の楽しい宴会となりました。
2022年9月15日のメモ
朝は天気が微妙なれど、最終的にはピーカン。いいところで晴れた。
一番メジャーな出発地から1個手前の町。ライトな感じな人がいきなり増えた。(ここまでは変態ルート。ここからは観光ルート。)
さっさとご飯を食べて、翌日の打ち合わせの資料を作ろうとしてたらトマス&ヴォルフガング登場。やさしいトマスは「ケンは仕事しないとまずい」と、言うのだが、ヴォルフガングは「日本人はクビにならないから大丈夫!」と、勝手に酒を持ってくる。。。そして、ジョーやらイギリス人やら。。。
アメリカ人がスウェーデン人のおっさんに「スウェーデン人はロングブロンドヘアなイメージなのに、あんたは髪ないね」って言ってて最高。
「打合せがあるんだよー」って言ったら「you are working,but,we are earning 」って、言われて「そうそう!そういうことだよ!」って、思った。

長かった(3週間近く?)カスティージャ・イ・リオン州を抜け、ガリシア州に。

南妙法蓮華経とか落書きしちゃいけません。

オ・セブレイロの村は霧に包まれて幻想的に。この日はトマスと歩き始めました。

霧のオ・セブレイロ

とにかく石造りの村です。

朝早いのに巡礼者以外のお客さんも多いバルで朝食。

前日の内についてゆっくり見たかった気もする。

夜が明けてきました。きれいな峠道。

どの景色も素晴らしくきれい。しかし、トマスが歩くのが速くてついてくのが大変!

愛妻家のトマスはこのあたりで朝のラブコール。一方、私は東京との打合せがあり、先に行ってもらうことにした。

有名な石像。なんとも力強い。

本来、風の強い峠のようだけど、この日は穏やかだった。

そんなサン・ロケ峠。

HOSPITALは村の名前。むかし巡礼者のための病院があったのだろう。

はい。マイケル。

ここら辺も石造りの村だ。

そして、急速に牛が増えてきている。そして、道は彼らの落とし物で満ちている。

絶景を堪能する牛たち。

猫もいたり。たしかこの村にはお菓子を恵んでくれるばあちゃんがいたが、もらうとお代をせびられるらしいと後で何かで読んだ。

教会も石。このあたりでジョーが道の脇に座っていて、聞いたら「マメがつぶれた」とのこと。彼は地元ではけっこう山を登ってるみたいだけど、やはり毎日25Kmとか歩くと体に来るみたいだった。

先に行ってもらっていたトマスに再会。打合せで30分くらい止まっていたのだが、彼は道を間違えて30分遅れたらしい。

トマスはここまでの登りに疲れ、このバルで休んでいくという。再び分かれる。
牛様に囲まれたり

子猫様。

どこを切り取っても絵になる。

青空が本当にキレイ。少し雲があるのもまたよい。

ビジャフランカ・デル・ビエルソから抜きつ抜かれつの自転車親子。夫婦出来ており、ベイビーはバギーの中に。
空と彼らの様子はこちら

ようやく坂を下りてくると素敵なバルが。しかし、目的地も近いので寄らず。

倉庫だろうか?

ここにもマイケル。ここは書いちゃまずいんじゃないか?

この辺は小さな集落が続く。みんな酪農なのだろうか。道には牛様の落とし物がたくさん。

これは落とし物の清掃風景。下の方では落とし物まみれの川ができていく。。。

樹齢何百年だろう。何百万、何千万という巡礼者を見守ってきたであろう大木。

そして、目的地のトリアカステーラに。

アルベルゲ(巡礼者用宿)もいい感じ。次の町からメジャーなルート(※)に入るからか、一気にカジュアルな巡礼者が増える。スーツケースが並んでて引いた。(※2)※巡礼は100Km歩くと証明書がもらえる。次の町から歩くとちょうど100Km超なので、そこから歩く人が非常に多い※2 荷物の配送サービスを使う前提でスーツケースで来て、歩くときは軽装という人がここから増える。(2023年からスーツケースでの巡礼は実質禁止になった。ただの観光ではないということだろう。)

ベッドもいい感じ。一番乗り。

このために歩いてる。

確か巡礼定食は18ユーロだったと思うが、とりあえずボトル1本。

ガリシア地方名物の牛モツのスープ。毛にビビったが美味。

牛が続くがオススメマークに惹かれて牛タンの煮込み。これもとろけるおいしさ。

最後はチョコレートケーキ(ムース?)。巡礼者定食としてはここが一番充実してたと思う。さて、宿に帰って仕事を始めようと思っていたが、、、

トマスとヴォルフガングに捕まる。まずビール1杯。いや、もう2杯目になってるな。(ワイン1本+ビール3杯)

そして、ジョーとイギリス人さんが加入。

5カ国5人で1杯ずつおごり合う鬼のような展開。(ワイン1本+ビール8杯)ただ、巡礼が終わった後、みんな「あの飲み会が一番楽しかったね」って言ってた。

ふらふらになりながら散歩。

夕方になって小腹が空いてたのでカップやきそば。

お猫様。

この巡礼で最大の謎の1つ。まるこめ。

この日は終始、空がキレイだった。28日目、終了。
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Masoo