「警察の逮捕は早計だった」 赤ちゃん遺棄事件で20代夫婦が不起訴 妻の元弁護人が抗議 香川

「警察の逮捕は早計だった」 赤ちゃん遺棄事件で20代夫婦が不起訴 妻の元弁護人が抗議 香川

  • KSB瀬戸内海放送
  • 更新日:2021/10/15

9月、丸亀市のアパートで流産した赤ちゃんの遺体を冷蔵庫に遺棄したとして20代の夫婦が逮捕され、10月に不起訴になりました。妻の元弁護人が記者会見を開き、「警察の逮捕は早計だった」と抗議しました。

【写真を見る】KSBの取材に応じる不起訴となった夫婦

香川県警に抗議文を提出したのは、逮捕された妻の弁護人を務めた佐藤倫子さんです。

(妻の弁護人を務めた/佐藤倫子さん)
「落ち度が一定程度あったとして、こんなふうに大きな社会的不利益・制裁を受けるようなことでいいんだろうか」

この事件は、丸亀市の20代の夫婦が妊娠4カ月から5カ月で流産した赤ちゃんの遺体を自宅アパートの冷蔵庫に遺棄した疑いで9月24日に香川県警に逮捕されたものです。

高松地検は10月5日付けで夫婦を不起訴としました。理由は明らかにしていません。

佐藤弁護士は夫婦が妊娠に気づいていなかったことや、対応について役所に相談していたことなどをあげて警察の対応に抗議しました。

(妻の弁護人を務めた/佐藤倫子さん)
「お二人から少しご事情をお伺いするなどすれば、本件が罪に問われるような事案ではないことは、すぐにわかったはずです。警察による本件逮捕は極めて早計だったと言わざるをえません」

不起訴となった夫婦はKSBの取材に応じました。
夫は、自身が役所に相談したあとに逮捕されたことや、他の県では流産後に病院に相談したにもかかわらず逮捕された事例があることをあげて、今も苦悩があると語りました。

(不起訴となった夫)
「やったことをモラルというかそういうもので言われるんだったら、『確かに、うーん』っていうところはあるんですけど、何が正解かとか、何がよかったかっていうのは正直、同じ状況にまたなった時に、やっぱりわからないので」

また、佐藤弁護士は逮捕が実名で報じられたことで誹謗中傷されたり、妻が自主退職を余儀なくされたりしたなどとして実名での報道は「配慮を欠くものだった」と批判しました。

香川県警は、「抗議文の内容を確認して今後適切に対処していく」とコメントしています。

KSB瀬戸内海放送

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加