尾上松緑主演の新作歌舞伎を12~1月歌舞伎座で上演 講談を元に忠臣蔵事件の前後を描く

尾上松緑主演の新作歌舞伎を12~1月歌舞伎座で上演 講談を元に忠臣蔵事件の前後を描く

  • 日刊スポーツ(エンタメ)
  • 更新日:2023/09/19
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再演が決まった「荒川十太夫」に主演の尾上松緑〓(○の中に小文字のC)松竹

松竹は19日、尾上松緑(48)主演の新作歌舞伎を、23年12月、24年1月の2カ月連続で東京・歌舞伎座で上演することを発表した。

どちらも講談から生まれた新作歌舞伎で、12月は忠臣蔵事件の討ち入り前夜から当日までを描いた「俵星玄蕃」、1月は討ち入り後の出来事を描いた「荒川十太夫」を上演する。「荒川-」は昨年初演され好評を博した。

松緑は「『俵星』は原作をベースにしながらより歌舞伎味を強く、『荒川』は前回の台本を手直ししながらも、講談ベースをより色濃く、2作品の毛色の違いを出していけたらと計画中です。話は続いておりますので2夜連続ドラマとして観ていただければ幸いと思っております」とコメントし「今後も年1本くらいのペースで古典歌舞伎に準じた新作歌舞伎を発表出来ればいいなとも胸の内に願っております」と、意欲を見せている。

「荒川-」の元になった物語を口演し、両作の台本協力などを行う講談師で人間国宝の神田松鯉は「講談を次々と歌舞伎化してくださる尾上松緑丈にはただただ感謝をするばかりだ。真ッ直でいて懐が深く、豪放と細心を併せもつ松緑丈の舞台に今から胸を躍らせている」とコメントを寄せた。

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