
総務省の幹部が、菅総理の長男が勤める企業から接待を受けていた問題をめぐり、22日の国会では、総務省の幹部4人が出席しました。ポイントは、どこにあったのでしょうか。
◆政治部・岡香織記者の報告です。
政府・与党としては、調査結果も出し、幹部4人の出席にも応じて、これで終わらせたいと、幕引きを図るためのものでした。野党側は、菅総理の長男だからこそ、総務省の幹部は接待に応じたのではないかとみています。秋本局長ら4人の幹部と会食した時期が、衛星放送の更新の前に集中していたこともあり、その許認可に影響を与えたのではないか。“便宜供与的な”ものがあったのではないかと追及しています。
一方、政府・与党側は、利害関係者からの接待を禁じている、あくまで、公務員倫理規定の違反だとして、それ以上の話はなかったと結論付けたい考えです。野党が求める長男の国会招致にも応じない方針です。
処分については、24日に発表する予定で、予算案審議への影響を避けるため、スピード決着を図りたい考えです。