ヤクザ・カツサンド&コーヒー、パリが日本になった!

ヤクザ・カツサンド&コーヒー、パリが日本になった!

  • フィガロジャポン
  • 更新日:2022/11/25

近頃のパリっ子たちにとって、バゲットを使っているのがサンドイッチで、日本的に食パンのサンドイッチならなら“SANDO(サンド)”なのだ。そのサンド・ブーム、もう2~3年になるだろうか。寿司をパリの日常食に変えてしまったSUSHI SHOPでも、一時期、カツサンドを限定販売していた(ちなみにいまは、エビフライかトンカツを乗せたジャパニーズ・カレーが限定商品だ)。サンドの中でも、とりわけカツサンドが注目されるのは何故だろう。5年くらい前に人気のレストラン「ABRI」が月曜と土曜だけのメニューとして、カツサンドを提案したのが始まりだったか。あるいは、銀座一丁目のセントル・ザ・ベーカリーがマレ地区に出店した「Carrée」がカツサンドブームのきっかけかを作ったのか……。

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シェフのウォルター・石塚がオデオンに開いたヤクザ・カツサンド&カフェ。photos:(左)Yacine Sadik、(右)Mariko Omura

パリ市内にサンド専門店が増えている中、オデオンに秋にオープンしたのは「Yakuza Katsu Sando & Coffee」と店名にもカツサンドを謳っている。カツサンドだけでなく、今月のスペシャルを含む6種がメニューに並ぶ。ここがほかのサンド専門店と一線を画すのは、2区で人気のホテル「Hoxton Paris」でシェフを務めていたウォルター・石塚のお店であること。彼はポール・ボキューズやリッツ・パリといったガストロノミー・レストランでの20年の経験の持ち主だ。

ウォルターが小さい時、料理人だったパパが特製カツサンドをピクニックなどに持たせてくれたという、懐かしい食べものなのだそうだ。ストリートフードといえど彼のサンドはパンとフィリングについて、味とクオリティが保証されている。食パンは10区で有名なエピスリー「Julhès(ジュレス)」とウォルターが2カ月がかりでレシピを完成させたもので、普通の食パンより少しブリオッシュぽい。白い食パンと炭を練りこんだ黒い食パンの2種があり、いずれもトーストすることによってパンの味を引き出している。そのパンに挟むのは熟成和牛、スコットランドのサーモン……厳選された素材で、自家製コールスローとピクルスと一緒にそれぞれ異なる味のソースとともに。ベジタリアンのためには、マヨネーズ・味噌味のナスのサンドだ。月替わりのサンドはたとえばウナギと卵、という不思議に思えるもののマッチした組み合わせだったりで気になる。イートインもいいし、テイクアウトして近くのリュクサンブール公園で食べるのもいいだろう。なおサンドは12時からの販売だけれど、店は10時からオープン。カフェとしても活用できる。

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左から、トンカツサンドはわさび・生姜ソース(14ユーロ)、和牛サンドは七味スパイシーソース(22ユーロ)、サーモンはコリアンダーソース(18ユーロ)。photos:Yacine Sadik

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左:サイドのサツマイモのフライドポテト。意外にも海苔がよく合っている。 中:デザートもサンド。チョコクリームやゴマアイスをパンに挟んで。 右:イートインもテイクアウトもこの黒いボックスに入れて。photos:Yacine Sadik

Yakuza Katsu Sando & Coffee
3/5 , rue des Quatre-Vents
75006 Paris
営)10:00~22:00
休)日月
www.yakuzasando.com
@yakuzasando

editing: Mariko Omura

大村真理子

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