ローカル線の在り方検討へ 6路線11区間すべてが赤字 秋田

ローカル線の在り方検討へ 6路線11区間すべてが赤字 秋田

  • 秋田テレビ ニュース
  • 更新日:2022/11/25

JR東日本は24日、乗客が少ない区間の2021年度の収支を公表した。秋田県内では、羽越線や奥羽線など6路線11区間が該当し、すべてが赤字となっている。

収支が公表されたのは、JR東日本管内の35路線66区間。

秋田県内では6路線の11区間が該当していて、このうち赤字額が最も大きかったのは、奥羽線の東能代駅から大館駅の区間で31億500万円だった。

運営費に対する収入の割合を示す収支率は、花輪線の鹿角花輪駅と岩手県の荒屋新町駅の区間が0.8%と、県内で最も低くなっている。この区間で100円の運賃収入を得るためには、約1万2000円の経費がかかる計算だ。

ローカル線の赤字の原因は、人口減少や自家用車の利用増加などが挙げられている。

これまでJRは、都市部の路線や新幹線の収益で赤字を埋めてきたが、新型コロナウイルスの影響で利用者が少ない路線の在り方を見直さざるを得なくなった。

そこで、ローカル線の活性化に向け、秋田県と市町村の担当者と意見を交わした。会議は非公開で行われた。

関係者によると、今後の課題として、JRの利用促進のための市町村の取り組みが少ないことが挙げられ、JRと自治体が連携して必要な対策に取り組むことを確認した。

JRからは、踏切を廃止したり無人駅を増やしたりなど設備の簡素化を図り、運行コストを下げる取り組みを進める考えが示されたという。

秋田県交通政策課・小松 鋼紀課長:
「JRからも『地域の人が利用されるうちは事業者としての運行責任を果たしたい』という力強い言葉をいただいていますので、県としても利用が進むように、公共交通としての在り方を地域の皆さまと議論していきたいと思っています」

「鉄道」を守るということは「地域の足」を守るということにつながる。車の運転が難しい高齢者の移動や沿線住民の通勤・通学など、ローカル線は生活に欠かせないものだからこそ、より良い状態で存続するためにはどうするべきか。いままさに慎重な議論と対策が求められている。

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