早くも暗雲、開幕節2戦中止 3チームに多数のコロナ感染者/TL

早くも暗雲、開幕節2戦中止 3チームに多数のコロナ感染者/TL

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2021/01/13

日本ラグビー協会は12日、16日に開幕するトップリーグ(TL)で初日に行われるサントリー-トヨタ自動車(愛知・豊田スタジアム)と、17日のキヤノン-リコー(東京・駒沢陸上競技場)の2試合を中止すると発表した。当該3チームで新型コロナウイルスの感染者が計44人確認された。昨季は第6節までを消化して中止となったTLが、早くも窮地に立たされた。

TLに早くも暗雲が垂れ込めた。この日、3チームに多数のコロナ感染者が発生したことが判明。開幕節の2試合が中止を余儀なくされた。オンライン会見を開いた太田治チェアマン(55)が、苦しい胸の内を明かした。

「安心安全を担保しつつ開幕の準備をしてきたが、コロナの怖さ、脅威を感じている。重症化している選手は幸いにもいない。一日も早い回復を祈っています」

中止となった試合のうち、キヤノン24人、トヨタ自動車13人、サントリー7人の計44人が陽性と判定された。加えて、16日に東京・国立競技場でNTTコミュニケーションズ戦を控える東芝も感染者2人、濃厚接触者5人が確認され、活動を一時休止。太田氏によると、東芝から現時点で開幕節の出場辞退について「報告はない」という。各チームは陰性の選手らに対しても不要不急の外出禁止を指示している。

中止の試合は規定により引き分け扱いとなり、両チームに勝ち点2が与えられる。サントリー-トヨタ自動車は約1万枚、キヤノン-リコーは約8000枚のチケットが既に売れており、払い戻しは実施する方針だ。

各チームは開幕に向け練習試合に臨んできた。接触が多い競技ゆえに感染リスクが高いと考えられるが、TL側は感染拡大の原因はラグビー活動以外であるとした。「基本的に濃厚接触者の認定は、グラウンド外の行動。ラグビー活動そのもので認定されることは少ない」と太田氏。今後は移動時などの行動指針も含め、ガイドラインの見直しを行うという。

昨年1月に開幕した昨季は第6節までを消化して無念の中止。2019年W杯日本大会で日本代表が初の8強入りと躍進を果たし、リーグは大盛況だっただけに水を差された経緯がある。

試合中止を受け、サントリーの日本代表SH流大(ながれ・ゆたか、28)はこの日、自身のツイッターを更新。「残念だけど次試合ができたときにファンの前でいいパフォーマンスをできるようにポジティブに準備していくだけ。待っててください」(原文ママ)と呼びかけた。(阿部慎)

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昨年1月12日、華々しく行われた昨季トップリーグの開幕セレモニー。今期は“寂しい”開幕となりそうだ

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