島民が語る!新潟県民の知らない粟島の魅力

島民が語る!新潟県民の知らない粟島の魅力

  • 新潟のつかいかた
  • 更新日:2022/11/28
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本保輝紀 さん
1992年生まれ、新潟県岩船郡粟島浦村出身。2022年2月に東京から新潟にUターン移住をし、現在は新潟市と粟島の2拠点生活中。〈Reterras合同会社〉を立ち上げ、新潟県の自治体・地域事業者へふるさと納税を活用した地域活性化の支援を行なっている。また、自らを〈粟島のお兄さん〉と名乗り、SNSを中心に粟島の魅力を発信している。

https://twitter.com/teruki_awashima?s=09

新潟に浮かぶ人口350人の離島、粟島

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読者の方々で粟島に行ったことがある方は、どのくらいいらっしゃいますか?新潟県民でも「行ったことがない」とよく聞くのが、我がふるさと粟島です。新潟出身の友人・知人ですら「粟島ってどこにあるの?」とか「粟島の行き方わかんない!」と言われます。つまり、そもそも粟島は新潟県民にまだまだ知られていない場所なんです。そんな知られざる粟島の魅力といえば、なんといっても夏のシーズン!きれいな海、深い新緑の木々、満天に輝く星など、大自然を体中で感じることができます。観光客も訪れ、釣りをしたり、泳いだり、バーベキューをしたり、キャンプをしたり…と遊び尽くせないほどたくさんの楽しみ方がある、粟島の夏さらに、粟島の魅力は夏だけではありません。それだけではまだまだ粟島の魅力の3分の1も感じていませんよ!今回は、粟島で生まれ育った私だからこそ伝えられる、粟島の知られざる魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。

逆に時代の最先端?! お金を媒介しない暮らし

粟島の暮らしのおもしろいところは、お金を媒介した経済の回り方ではなく、今も物々交換や労働の対価として物をもらう文化が当たり前に残っているところです。例えば、漁師さんのお手伝いをするとお魚を大量に分けてもらったり、お家でそのままご飯をごちそうになったりします。

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むしろ、なにかいただいたお返しにお金を払おうとすると怒られます(笑)。粟島ではお金を使う機会が驚くほど少ないです。お金をもらうよりも畑仕事や漁の手伝いで労働を提供してくれるほうが役に立つからなのか。はたまた、島の人たちはお金をもらうより、自分がなにかをギブ(give)していることに満足して、それ以上のものを求めていないからなのか、と勝手に分析しています。

短すぎる旬、産地でしか食べられない幻の食材

粟島といえば鯛が有名なのですが、実は山では山菜が採れたり、海では魚以外に海藻なども採れたりと、食材の宝庫なんです。そんな粟島の自慢の食材のなかでも、個人的にぜひ食べてほしい幻の食べものを2つご紹介します。

その1:鱈の刺し身

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鱈は真冬の1月~2月頃に穫れる冬の魚です。蛋白な白身魚で、一般的には鍋だったり、フライにして食べる方が多いかと思います。実はこの鱈、非常に足が早い食材。そのため、鱈が獲れる地域でしか食べられないのが“刺し身”です。鱈の刺し身は、もっちりとしていて柔らかく、さっぱりした味がします。かといって水っぽさもなく、とても美味しいのです。この鱈の刺し身は、冬の粟島に来なければ食べられません!ちなみに、粟島の冬は船が荒れるため、船酔い覚悟でぜひお越しください。そして、ぜひ鱈網漁を一緒にお手伝いしてください!

その2:ギンバソウ

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ギンバソウ(別名:アカモク、ぎばさ)とは、2~3月にかけて1ヶ月ほどの期間でしか採れないネバネバした海藻のことです。海面を漂っていて、船の上から鈎を引っ掛けて採取します。個人的には、納豆の10倍くらいはネバネバしてると感じます。そんなギンバソウ、近年はスーパーフードとして注目されている超健康食材なのです! 私が友人・知人にこのギンバソウをおすすめしたら、全国から美味しいという声をいただき、なんと1ヶ月で300kgも売れてしまったほど。ギンバソウは天然の食材なので、採取できる量は年によって違います。そのため、非常に貴重な食材です。粟島の民宿に泊まると食事の際に出てくる場合があるので、食べたいなと思ってくださった方は、民宿の人に「今日はギンバソウって食べられますか?」と聞いてみてください。食べられるかどうかは運次第です!

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県民が知らない粟島、少しは興味を持っていただけましたでしょうか?まだまだみなさんが知らない粟島を紹介していきたいのですが、今回はここまで!少しでも行ってみたいと思っていただけたようでしたら、一度粟島に来てみてください!普段の生活では味わえない非日常を体感したい方、世俗を離れて気分をリフレッシュしたい方、ぜひ粟島にてお待ちしております。

編集部コメント

新潟にある、もう一つの離島・佐渡の魅力は、県内外問わず多くの人に知られているかと思いますが、粟島もこんなに魅力的な場所だったとは...! 本保さんのお話から、粟島は、人・食・文化など、すべてにおいてここでしか感じられない雰囲気を持っていそうですね。ほかにも「3時間ほど自転車を走らせれば島全体を一周することができる」「信号が島に一つしかない」などの噂も聞いています。気になるところしかない粟島、ぜひ一度訪れてみたいです。(齋藤)

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