
日本対シリア 前半、先制点を決めた久保(中央)はチームメートの祝福を受ける(撮影・パオロ ヌッチ)
<ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本5-0シリア>◇21日◇プリンス・アブドゥラ・アルファイサル・スタジアム
サッカー日本代表(FIFAランク18位)は敵地でシリア代表(同92位)と対戦。
結局、TV局、主要プラットフォーム含め放送権を持つシリア・サッカー協会との交渉をへて、日本国内で放送・配信する放送局などはなかった。
日本代表戦、それもW杯につながる公式戦が放送・配信ともにされない異常事態。恐れていたことが現実となった。
日本サッカー協会の公式サイト上の試合の詳細情報でも、「TV放送」の欄は一切の記述がないままだった。
過去に、男子日本代表、A代表の公式戦が日本国内で放送・配信されなかったことは、ないわけではない。
2010年1月6日のアジア杯予選イエメン戦(サヌア)は、放映権料などの問題もあり、地上波での中継がなかった。
女子日本代表「なでしこジャパン」の国際親善試合では、今年2月のシービリーブスカップ(米国)でテレビ放送や配信がなかった。
この時は米国から、2011年女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会優勝メンバーの川澄奈穂美(37=当時、米NWSL・ゴッサム)が自らのツイッターで後輩たちの熱戦をテキスト速報。日本のファンに向けて詳細に発信した。