【岐阜県中津川市】旧恵那郡で質の高い眼鏡をつくり続ける恵那眼鏡工業と、ENALLOID。

【岐阜県中津川市】旧恵那郡で質の高い眼鏡をつくり続ける恵那眼鏡工業と、ENALLOID。

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  • 更新日:2022/05/17

機械化が進んだ現代においても、職人による手仕上げへのこだわりを捨てず、1947年創業以来、生地の切断〜検品・発送までの全工程を一貫生産で続けている恵那眼鏡工業株式会社。とはいっても、昔ながらの製法にこだわり地道に生産を行っている工場とも違います。
今回は高い品質を維持しつついかに効率よくお客さまのご要望にお応えしていくかを日々模索し、進化し続ける「恵那眼鏡工業」と、そのこだわりから生まれたオリジナルブランド「ENALLOID(エナロイド)」についてご紹介します。

【real local名古屋では名古屋/愛知をはじめとする東海地方を盛り上げている人やプロジェクトについて積極的に取材しています。】

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機械が得意なことは機械で。人の手でなければよいものができないところは人の手で。

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恵那眼鏡工業は岐阜県中津川市(旧恵那郡)にあるアセテートフレーム専門の工場。創業当初は主に輸出向けの眼鏡フレーム製品を生産していました。その時代に材料として主流だったセルロイドから、代わりにアセテートが使われるようになり、1957年には日本で初めてアセテートを使用した眼鏡フレームの量産化に成功。その後国内向けのオリジナルブランド「ENa」を手掛けるようになり、一時代を築きました。
200以上の作業工程がある眼鏡製作は、機械を用いつつも細かな工程はすべて人間の手によるものです。 つまり丁寧で正確な日本人の気質が、高品質な眼鏡づくりには欠かせません。
そんな脈々と続いてきた恵那眼鏡工業には根付いている言葉があります。

量才録用。
その人がもつ優れた才能を見計り、能力を活かす立場に置くこと。

眼鏡フレーム製造の200以上ある作業工程のうち、機械が行ったほうが高い精度で効率的に加工できる工程と、お客さまの元へ出荷される前の最終検品など、人の手、あるいは目で行うことにより、よい品質を維持できる工程の2種に分けられると、恵那眼鏡工業は考えています。機械化が進んだ現代においても、職人による手仕上げへのこだわりを捨てないのは、長年の経験で“手仕上げに勝る技術はない”と考えているから。完全オートメーション化は確かに効率的ですが、それだと高い品質を維持することは難しい。ならば、機械と人の手、両方のよいところを活かし、高い品質を維持しつつも、製品を効率的にお客様に提供する選択はどうか。機械と人との、量才録用。常に研究と改良を重ね、合理化と品質維持に取り組んでいます。

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揺るぎないこだわりから生まれた“ENALLOID”。

日本ではほとんどの工場が様々な工程を分業で行っており、管理の難しさやクオリティのバラつきが大きな問題となっていますが、恵那眼鏡工業は創業当初から変わらず“一貫生産”です。実は眼鏡産業が盛んな日本でも一貫生産工場はたったの2社しかありません。ひとつの工場で一定の管理状態をつくることにより生産にかかる時間を短縮。管理がしっかりしているため問題があった際の素早い対処が可能な上に、クオリティにバラつきがなく、高いクオリティを保ったまま完成まで仕上げています。

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まるでオーダーメイドのような、人の手に馴染むフォルム。絶妙なラインを描くフレームが生み出す、究極の掛け心地。それは、熟練の職人が一つ一つ手に取り、吟味に吟味を重ね仕上げてこそ、なせる技です。

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「品質第一能率第二」。質の高さにこだわり続ける恵那眼鏡工業の根っこの強さを感じます。

そんな技術と品質に惚れ込んだマリビジョン(株)からの声掛けにより、休止していたオリジナルブランドの生産を再始動。ブランド名は、恵那眼鏡工業の本拠地、岐阜県旧“恵那”郡(現在は市町村合併により中津川市に統合)と、創業当時、眼鏡の素材で主流だった“セルロイド”、2つの名前を組み合わせた造語から「ENALLOID(エナロイド)」と名付けました。

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手磨きの前に、ガラ入れという工程を行います。粗ガラ、中ガラ、小ガラと3つの工程で、生地の板材から抜かれたメガネの枠をバレルに入れ研磨剤とチップを入れて回し磨いていきます。一般的に24時間を3回ほど分けてこの工程は終わりますが、恵那眼鏡工業では手磨きを行う前の下地づくりを重要視していて、通常の倍の48時間を3回に分けて行っています。

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ここ最近では眼鏡の艶を出すためにアセトンといった溶剤を使用することが多いのですが、恵那眼鏡工業はすべて手磨きで艶出し。丁寧に磨きをかけてつくられるフレームは美しい独特な艶感と、滑らかな掛け心地を兼ね備えています。

“ENALLOID”だからできること。

古くから続くスタンダードを守りながら、眼鏡の新しいスタイルを発信するブランドとして誕生したエナロイド。普遍的でシンプルなデザインだからこそ今の時代に愛されています。
ハンドメイドでの一貫生産というクラフトマンシップ、そして現在日本で定着したヴィンテージ/アンティーク調のデザインの眼鏡の中で、その年代の背景にあるカルチャーを汲んだ各モデルのデザインひとつひとつに見え隠れするストーリーを大切にするというコンセプトで展開しています。カルチャーやストーリーを大切にしている眼鏡だからこそ、これまで数多くのアーティストやファッションブランドともコラボしています。

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手仕事を大切にした質の高いエナロイドの眼鏡は、国内生産品としては手に取りやすい価格。その上、一般的な眼鏡と目指す方向性が異なり独自の路線で展開しているため文化的なカテゴリとのコラボにも積極的にチャレンジしています。

恵那眼鏡工業とENALLOIDのこれから。

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手仕事にこだわっている恵那眼鏡工業ですが、働いている従業員は20~30代も多く、人材育成に努めています。それはこれから先の未来にも高品質の国産眼鏡フレームを残していきたいという社長の想いがあってこそ。
働く人の多くは岐阜県出身だといいます。東海エリアでエナロイドを販売しているお店は同じ東海の工場でつくっているということに誇りを持って販売しているという話も聞くと、ひとつでも多く地元に誇りを持てるのはとても素敵なことですね。

熟練の職人の技を脈々と受け継ぎ、先細ることなくこれからも安定したクオリティの眼鏡を世に送り出し続ける恵那眼鏡工業。
そのクオリティの素晴らしさと手仕事でつくり続けることの大切さに共感してくれる層へアプローチし「よさ」を世間に広げるためのブランド、エナロイド。
これからもお互いによい刺激を与えあうことで起こる化学反応やさらなる躍進にワクワクが止まりませんね。

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HANDMADE IN JAPAN。

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最後に、今回、インタビューをさせていただいたマリビジョン(株)の関口さん。アパレル業界でのご経験から2年ほど前にエナロイドの担当に。担当決定後にわかったのが、恵那眼鏡工業のある場所がなんと、お母さまのご実家からすぐ近くだったということ…!出会うべくして出会った、運命を感じますね。

●5/21(土)よりtsunagu多治見店にて、6/18(土)よりtsunagu江南店にてpop upを開催いたします●
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島田智弓

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