工場にいた野良猫姉妹 人嫌いだったが、可愛いという人が現れた

工場にいた野良猫姉妹 人嫌いだったが、可愛いという人が現れた

  • sippo
  • 更新日:2020/06/28

工場の敷地で保護された子猫の姉妹。野良猫だったので警戒心が強く、保護主も苦労していた。その様子をインスタグラムで見ていた人は、互いに守り合うような姉妹の姿を愛おしく思い、家に迎える決心をした。

(末尾に写真特集があります)

工場の敷地で鳴いていた子猫たち

大阪市淀川区にある工場の敷地で、2匹の子猫が発見された。数日間鳴き声はやまず、工場の前を通りかかった人から、猫好きの雑貨店主に連絡があった。

雑貨店主は店で時折、猫グッズを販売し、その売り上げの一部を近所の保護猫シェルターに寄付している。シェルターの代表者と親しかったので、捕獲器を借りて、現場に駆けつけた。

2017年10月12日、子猫たちは無事に保護された。母猫の姿は見当たらなかった。診察した獣医師によると、生後2~3カ月とのことだった。

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保護された当時、サビがめかぶちゃん、三毛がおのりちゃん

野良猫ならではの強い警戒心

2匹は保護されたものの、警戒心むき出しで、人をまったく寄せ付けなかった。母猫から人間には近寄らないように教えられたかのようだった。

雑貨店主はそれまで2匹の保護猫を飼っていたが、生粋の野良猫を育てるのは初めての経験。なんとか人になれてもらおうと苦戦して、その様子を毎日インスタグラムに投稿していた。投稿するたびに譲渡希望者を募集したが、声がかかることはなかった。

兵庫県に住む福島さんは、たまたまそのインスタを見ていた。「すごくやんちゃな子だなあと思いました。でも、姉妹でくっついて互いを守り合っていて、愛くるしく思いました」

いつしか福島さんは毎日その子たちのことを見るようになった。「うちの子として迎えたい」という気持ちが日に日に募り、ついに保護主の雑貨店主にメッセージを送った。

当時、2匹は保護主には少しずつ心を開いていたが、まだ抱っこはできないようだった。福島さんも自信はなかったが、時間をかけて、なれてくれたらいいと思った。

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徐々に保護主さんに心を開いた頃

どんな猫にもいいところがある

引き取りたいと連絡すると、保護主は喜んでくれた。2018年4月23日、2匹は生後8か月くらいで、福島家にやって来た。保護主がつけてくれた「おのりちゃん」「めかぶちゃん」という名前のまま引き継いだ。

福島さん宅には、先住猫が1匹いて、相性が悪いかもしれない不安もあった。「でも、いったん引き受けたら、最期の日まで面倒をみようと思っていました。一応、トライアルはあったのですが、返すつもりはありませんでした」

いざ対面すると、2匹はシャーシャーいって警戒心をむき出しにした。物陰に隠れてしまい、手を出すと、威嚇してきた。福島さんはあまり刺激しないようにして見守った。

「体調を崩したので動物病院に連れて行かないといけなかったのですが、ネットに入れるだけで1時間くらいかかりました。エアコンの上やカーテンレールの上に乗っかったりして苦労しました。中でもごはんが一番大変で、フードを変えただけで食べなくなってしまい、お気に入りのフードをみつけるのに時間がかかりました」

先住猫のはなちゃんとは時間をかけて対面させた。2匹は好印象を持ったようだったが、はなちゃんの方が威嚇した。それでも、今では追いかけっこをしたり、同じ座布団の上に座ったりするようになった。2匹ははなちゃんと見つけると、キュルキュル言いながら近寄っていくという。

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思い思いにくつろぐにゃんず(奥が先住猫のはなちゃん)

「どの子にも必ずいいところがあります。おのりはあきらめない性格。ごはんは一粒も残さず食べます。一生懸命甘えようとするのですが、うまく表に出せないところが可愛い。めかぶは、いつもおのりの前に立って守っていて、離れようとしません。すごく大切に思っているのだと思います」

福島さんは、そんな2匹が愛おしいのだという。

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渡辺陽

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