絶品!限界集落で採れる幻のハチミツ 鹿児島・南大隅町

絶品!限界集落で採れる幻のハチミツ 鹿児島・南大隅町

  • KTSニュース
  • 更新日:2022/11/25
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鹿児島テレビ

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南大隅町の限界集落で採れる、幻のハチミツを取材しました。深いコクと爽やかな酸味が特徴で、今、東京でひそかな人気を呼んでいます。

南大隅町佐多辺塚で暮らす、熊之細康夫さんです。

辺塚地区で暮らす人たちは、庭先に蜂の巣箱を置き、ハチミツを採る風習があり、熊之細さんも幼い頃から自家製のハチミツが身近にありました。

この日は、年に1度の採蜜作業です。

木の棒でたたいて巣箱からハチを追い出し、巣を取り出していきます。

熊之細さんが暮らす辺塚地区は、人口125人の限界集落です。

太平洋に面した、山間の集落で、西日本最大と言われる原生林があります。

この原生林こそが、辺塚産のハチミツのおいしさの秘密です。

熊之細康夫さん

「鹿児島県内でも手つかずの自然がこんなにも残っているのは、この我が地区だけではないか。照葉樹の森の木は全部、花が咲くと思いますが、百花蜜以上の花の蜜を集めてくると思う」

ヘツカコナスビに、ヘツカリンドウ。

手つかずの原生林には、この地域にしかない珍しい固有種も自生しています。

一方、ハチミツを集めるハチたちにも秘密が。

日本で売られているハチミツのほとんどが、西洋ミツバチが採取したものですが、辺塚では日本ミツバチが集めています。

日本ミツバチは、とてもデリケートで、農薬を使う土地では生きていけないそうです。

巣は、全て取り出さずに3分の1だけ残しました。

熊之細康夫さん

「人間が全部横取りしちゃうと日本ミツバチが冬を越冬できないということで、ミツバチの分は残すということで」

採れたハチミツの糖度をはかると78.4度。

メロンの平均糖度が10度台なので、いかに甘いかがわかります。

そんな辺塚の「宝物」に注目した人たちがいました。

羽田空港を拠点に、地域活性化を支援するコンサルタント会社です。

ほとんど自家消費のみだった辺塚ハチミツを買い上げ、2021年から羽田空港で販売しています。

値段は120グラムで1万800円と高額ですが、用意した666個は完売目前です。

羽田未来総合研究所 市川 弓子シニアマネージャー

「限界集落で作っているというストーリーに共感して、応援したいという気持ちを頂いて購入につながっている」

このほかにも、5つ星ホテルや「ファーストクラスで使用したい」という航空会社からの引き合いもあるそうです。

ハチミツを生産している小坂忍さん

「(今までは)1年かけて採ったやつを2年かけて売却してた。ありがたい」

熊之細康夫さん

「都会で、これだけ辺塚のミツバチが愛されるような食文化になっていって、驚いている次第です」

辺塚のハチミツは、限界集落を飛び出し、世界中の人に届けられます。

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