今市隆二ロングインタビュー【前編】 「歳を重ねてもベストでいたい」

今市隆二ロングインタビュー【前編】 「歳を重ねてもベストでいたい」

  • CREA WEB
  • 更新日:2021/07/20

デビューから10年。今市隆二が語る仕事と私生活

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ジャケット 473,000円、シャツ 159,500円(参考価格)、パンツ 319,000円、シューズ 121,000円(全てDIOR/クリスチャン ディオール/問い合わせ:0120-02-1947)

夕刻の光を頬に受け、今市隆二さんの端正な陰影がくっきりと浮かび上がった。シャープで凛々しい輪郭に、甘やかな雰囲気が彩る瞳。

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのヴォーカリストとしてデビューしてから、10年という歳月が過ぎた。

多くの功績を築き、たくさんの人々に愛される楽曲を歌ってきた経験を糧に、ネクストステージでは何を見つめているのだろうか。

充実のときを迎えた今について、CREA WEBでは初登場となる今市さんにロングインタビューを実施した。

前編と後編でお届けする本稿では、2021年7月21日(水)に発売されるソロ・アルバム『CHAOS CITY』制作背景について、また、現在発売中のCREA本誌の特集「ちょっとだけアウトドア」に合わせ、今市さんのアウトドア&意外なインドア事情や、秘めたるプライベートなども語ってもらった。

新曲制作の舞台裏「会いたい人と会えなくなった」

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――『CHAOS CITY』の発売、おめでとうございます。今市さんの歌唱における新たな扉が開かれた印象を受けました。制作の経緯から聞かせてもらえますか?

ありがとうございます。曲を作り始めたのは、2020年、最初の緊急事態宣言が発令されていたときでした。「こういう状況でも、できることをやらなきゃ」と思って、リモートでセッションしながら曲を作っていったのが始まりでしたね。次にソロをやるときにはイメージを一新したいな、とも思っていたので、テーマなどをいろいろ考えていきました。

――テーマは「80's」、タイトルが『CHAOS CITY』ということになります。

『CHAOS CITY』はアルバムタイトルでもあるんですけど、ひとつの場所というか、架空の都市を作って、その“CHAOS CITY”を舞台に曲やストーリーを展開していく、というコンセプトなんです。そうした発信のほうが、エンタメ的にもワクワクするかなと思って組み立てました。

長期のプロジェクトとして捉えていて、“CHAOS CITY”を大テーマとして掲げて、今後何年か、ソロ活動をしていこうかなと思っています。

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――アルバムには、Bonus Trackも含め、全9曲が収録されています。多くの中から絞ったのか、1曲ずつ仕上げていったのか、どのような編成意図でしょうか?

数多くを作ったわけではありません。最初の緊急事態宣言中に作った曲……『Talkin' bout love』が、そうなんですけど。そういう曲は、アーティストとしては発信していかなきゃという思いがあったので、その曲を中心に数曲入れたりして。

あとは空山(基)さんとのコラボの話から、どんどん形づけられていく中で選んだ曲もあったりしました。

『Talkin' bout love』については、当たり前だと思っていたものが当たり前じゃなくなって、会いたい人と会えなくなったりしたので、そのときに感じたことをリアルな気持ちで歌いました。当たり前ということの素晴らしさを歌詞に込めたりしたので、すごくリアルに感じてもらえると思っています。

いま一番やりたい音楽が「80's」だった

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――テーマの「80's」についても伺いたく。今市さんのラジオ番組『SPARK』(J-WAVE)の人気コーナー『RYUJI'S FAVORITE ALBUM』を聴いている限り、80'sやR&Bの枠に留まらず、多種多様なジャンルを紹介していますよね。そんな今市さんにとって、「80's」はどんな位置づけなのか、気になりました。

自分がラジオをやって、もう7年ぐらい経ちます。結構長くなっていて。もともと、音楽を聴くジャンルも結構偏っていたんです。R&Bが好きだし、ヴォーカリストなので、やっぱりバラードが好きだったりして。けど、ラジオのおかげで本当に幅広く、ジャンル問わず、何でも興味を持って聴けるようになっていきました。

その中で「80's」は世界的にトレンドというのもありますけど、プラス、日本でがっつりやっている人もいないのかなと思いましたし、自分がいま一番やりたい音楽でした。

「80's」で一番いいなと思ったのが、自分より上の世代の方には「懐かしい」と思ってもらえるサウンドだし、自分より若い子たちには「新しい」と思ってもらえるサウンドだった。音楽を作る側として、当然、多くの方に届けたい思いがあるから「今やるべきだな」と感じたんです。

――どの世代もターゲットに入る、今のこのタイミングだったんですね。

そうですね。自分の親も聴いてくれたみたいで、「すごく懐かしい!」と言っていて。「やっぱそう?」って話しましたね。

自分も80年代生まれですし、「80's」をいろいろ調べていくと、小さいときにテレビで聴いていた音楽をこの人がやってたんだという発見もありましたし。

HIROさんはリアルに80年代を生きた人なので、お話を聞くと、めちゃくちゃ煌びやかで魅力しかないな、と思ったりもして。自分も「80's」がどんどん好きになった感じでした。

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――「80's」にちなんで、例えばリード曲『FUTURE LOVERS』だったら、こんなシチュエーションで聴きたいなど、思いつく場面はありますか?

場所かあ……。「80's」で考えると、「エアロビクス」というキーワードがあるんですよね。「エアロビクス」とは言わなくても、例えばジムとか、おうち時間で身体を動かすときに、『FUTURE LOVERS』を聴いたりしたら「絶対合うな!」と思いますね。テンションも上がるだろうし。

BPM(Beats Per Minute=1分間の拍数)が結構速かったりするので、それに合わせて筋トレをしてもらったらいいんじゃないかな?

――やってみます! 『FUTURE LOVERS』の楽曲秘話というと、何かありますか?

「80's」をテーマにやる中で、思いついたことのひとつが、シンボルになっている「セクシーロボット」でした。

もともと2~3年前くらいから、アート方面の方と知り合うきっかけがあって、中でも衝撃を受けたのが、空山さんの「セクシーロボット」だったんです。

『CHAOS CITY』が「セクシーロボット」と一緒にできたら「相当イメージが合うかもしれない」と思って曲を作ったのが、実は『FUTURE LOVERS』です。

曲を作っていた段階では、空山さんとコラボレーションできるか全然わからなかったんですよ。曲ができて、お声がけさせていただいて、結果実現できたので、本当によかったです。

今市さんの“歳を重ねたなと思う瞬間”

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――今日のスタイリング、銀色っぽいヘアカラーで黒のお衣装にぴったりです。今市さんは、デビュー以降、いろいろな髪型をされていますよね。

確かに。

――リリースに合わせて髪型を決めているんですか? それとも、そのときのムードで変えているのでしょうか。

それは完全に気分です。

最近だと、今年はじめは黒髪だったんですけど、それまで金髪歴が長くて、3~4年やっていたのですがケアがめちゃくちゃ大変だったんですね。「もうやだな」と思って、黒髪にしたんです。でも、気付いたらまたこれ(今の髪色)に戻っていました。ちょっと白っぽい感じになっています。

気分ではあるんですけど、最近ライブも多かったので、黒髪だと動きが見えづらかったりすることもあって、ちょっと染めたりしている感じです。

――ビジュアルもどんどん磨かれているので、進化の秘訣があれば教えてほしいです。CREA読者も抱えているかもしれない「老けたくないな」「太りたくないな」という悩みとは無縁ですか?

いやいやいや、ありますよ! テレビで自分を見ると歳を重ねたなと思いますしね。

でも、それはもう、しょうがないじゃないですか。その年齢、その年齢で、ちゃんとできることをするというか、ベストでいたいなとは常に思っています。

なんか……自分が憧れている人が何年後かに変わってしまった、ってやっぱり嫌じゃないですか。そうならないようにというか、そう思ってやっている感じです。(後編へ続く)

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今市隆二(いまいち・りゅうじ)

1986年9月2日生まれ、京都府出身。2010年、三代目 J SOUL BROTHERS のヴォーカルに決定し、同年11月に『Best Friend’s Girl』でデビューを果たす。2018年にはRYUJI IMAICHIとしてソロプロジェクトを始動。プロジェクトと連動したオリジナルアパレルブランド「RILY」 の展開や、J-WAVE『 SPARK』のナビゲーターや難民支援などにも積極的に取り組んでいる。2021年7月21日には自身のニューアルバム「CHAOS CITY」をリリースする。

文=赤山恭子
撮影=佐藤 亘
スタイリスト=渡辺康裕

赤山恭子

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