
"NHKの武田真一アナウンサー=2022年撮影"
NHKの武田(たけた)真一アナウンサー(55)が年度内にも退局することがわかった。同局関係者によると、退局後はフリーの立場で、民放の番組で活動する見通しだという。
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武田さんは1990年に入局し、「ニュース7」や「クローズアップ現代+」など同局の看板番組を担当した。特に災害報道に力を入れ、2011年の東日本大震災では発生当日の放送を担当。16年の熊本地震では、落ち着いたアナウンスや、自身の故郷でもある被災地に向けた励ましのメッセージも話題になった。
21年春からは大阪放送局に移り、毎週金曜の「ニュース きん5時」を担当。NHKが、首都圏での大災害などを想定して大阪局の機能強化を進める中での異動だった。
NHK広報局は取材に対し、「職員個人に関することについては、お答えしていません」としている。