山口組の「報復」より気になる、ヤクザの「逃走・出頭映像」――元極妻が考える尼崎銃撃事件

山口組の「報復」より気になる、ヤクザの「逃走・出頭映像」――元極妻が考える尼崎銃撃事件

  • サイゾーウーマン
  • 更新日:2020/11/22
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今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

尼崎でまた発砲事件発生

尼崎で、また発砲事件が起こりました。今回、死傷者はナシのようで、よかったです。

11月18日、日付が変わってすぐの頃に六代目山口組の「関係者宅」に3発の銃弾が撃ち込まれたのですが、関西テレビなどは監視カメラの映像を入手して公開しています。

ここは、六代目山口組の二次団体・司興業傘下の琉真会の会長宅だそうですから、テレビ局が監視カメラ映像をもらえるのは警察ルートしかありません。ふだん警察と仲よくしておけばもらえるということです。まあ、そのおかげで私なども映像を見られるわけですが。バイクが2人乗りで走ってきて、壁材らしいものが飛び散ったのが確認できます。

報道などによると、「パンパンパンと音が聞こえた」と110番通報したのはご近所さんだそうで、会長さん宅の外壁と玄関に3カ所の銃弾痕らしきものがあったそうです。

この琉真会とは、六代目山口組の司忍組長が設立した司興業の傘下組織ですから、これは11月3日の神戸山口組関係者銃撃の報復であり、六代目への挑戦とみていいでしょう。

「オレは二代目を譲った覚えはない」という対立も背景に?

今回の銃撃には、「因縁説」もあります。

11月3日に銃撃された三代目古川組組長は、六代目山口組傘下の琉真会から神戸山口組に移籍しているのです。2015年の山口組の分裂を境に、敵対関係になってしまったんですね。

ビジネスジャーナルは、「形としては、三代目古川組の組長と舎弟頭が発砲されたことに対する返し。つまりは、神戸山口組側による犯行との見方が強いだろう。ただ、もっと根深いものがあるのではないか。三代目古川組組長は、まだ二代目古川組体制の頃に、三代目琉真会の会長として組名乗り(※編集部註・ヤクザとしての自分を宣言)をしていた時期がある。だが、その先々代にあたる初代琉真会会長は、18年に、“実際には代を譲ってはいない”と主張しだし、初代琉真会として司興業に加入、六代目山口組陣営に入ったのだ。今回狙われたのは、この初代琉真会会長の自宅。つまり、三代目古川組組長と初代琉真会会長は、ただならぬ因縁があったということ。今回の事件は、神戸山口組による組織的な報復というより、元身内同士の骨肉の争いともいえる側面もあったのではないか」と指摘しています。

ちょっと難しいかもしれませんが、「ひとつの組織として名乗りを上げるのは、それだけ重みがあるんだな」と思ってください。こうした因縁もあるのでしょうが、これからさらにカエシ(報復)があるのかどうか。微妙なところです。

さて、11月3日の銃撃事件では、1人目の実行犯は5日に出頭しましたが、2人目も11日に出頭しましたね。やはり司興業の傘下の関係者でした。出てこないかもと思っていたので、ちょっと意外でした。

この時は、事前にマスコミに警察から情報が流れていたようで、出頭する姿がバッチリ撮影されて放映されています。

「タバコをふかしながらキャリーバッグを引く男。丁寧に手を消毒し、警察署に入ります……」
「(犯人は)今日午前11時頃、兵庫県警尼崎南署に出頭しました」
「調べに対し、加藤容疑者は容疑を認めているということです」

報道を見て、いろいろ感慨深いものがありましたね。ヤクザが警察に出頭していく姿を、しかも除菌剤できちんと手を消毒するところまで一部始終を撮った映像をネットで見る時代が来るとは……。シュールな映画みたいです。入り口で体温を測って、高かったらどうなるんですかね(笑)。

もっとも、事前に警察や検察がマスコミに捜査情報を流すのは珍しくないんですよ。ガサ入れ(家宅捜索)なんかはそうですね。「東京地検」と書かれた段ボール(当たり前だけど特注だそうです)をいかにも重そうに運ぶ地検職員とかの「絵」は、事前に聞いて現場に行かなければ撮れませんよ。しかも事前に証拠書類はあらかた押収しているから、カメラが捉える段ボール群はカラだったりするらしいです。

最近は、ガサ入れをされた人たちが「カラだった」とか言うもんだから、少しは入っている……と聞きましたが、ホントですかね(笑)。

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