放火か、「貴布禰神社」本殿全焼 近くで不審火も、北九州市

放火か、「貴布禰神社」本殿全焼 近くで不審火も、北九州市

  • 西日本新聞
  • 更新日:2020/11/20
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貴布禰神社周辺の地図

北九州市小倉北区の貴布禰(きふね)神社の本殿が全焼する火災が9日にあり、福岡県警小倉北署や消防は現場に火の気がなく、東側の外壁が激しく燃えていることなどから、放火の疑いがあるとみて調べていることが、関係者への取材で分かった。神社に常駐する人はいないが、氏子が毎日掃除に訪れ、参拝者も少なくない。地元住民は「400年以上の歴史があり、地域に愛される神社だけに悲しい」と落胆している。

署などによると、火災は9日午後4時50分ごろ発生し、本殿約79平方メートルを全焼した。東側の外壁は一部が焼け落ちた。100年以上前につくられたとされる本殿内の大絵馬も、大きく焼損した。火災発生の約10分後には、約1キロ離れたビルのごみ置き場で家庭ごみ数袋を焼く不審火も起きており、関連を調べる。

関係者によると、神社の本殿では暖房器具は催事の際にしか使わず、ろうそくなどをともすこともない。敷地内に喫煙所はなく、普段は火の気はないという。

神社関係者によると、神社はもともと小倉城付近にあった。小倉藩主細川忠興が1602年の築城時に、約1・5キロ離れた現在の場所に移したとされる。

氏子たちは寄付を募って再建を目指すが、見通しは立っていないという。氏子の男性(74)は「地域を守ってきてくれた神社。火災に遭って悔しい」と話した。

(笠原和香子)

西日本新聞

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