こんにちは!リビングふくおか・北九州Web地域特派員のゆーれんママです!食べて美痩せできるものにアンテナを張っている私は、おやつ選びにも余念がありません(笑)。そんな私の心をくすぐる和菓子を見つけました!買うことのできるのは、老舗おそば屋さんのご主人が2年前にオープンした「為朝」という「うどん・甘味」のお店です。

地下鉄空港線室見駅を出たところです。
老舗蕎麦屋さんが 何故和菓子を?
一つ別のお店を挟んで構えているのが、そば屋の「多め勢」。このお店のルーツはなんと!大正初年!熊本市で、現在のご主人である田口さんの曾祖父が開業したそば屋「為朝」に始まるという、老舗のそば屋さんなんです。

その後「為朝」は大阪で娘さん夫婦に引き継がれたそうですが、田口さんはその「為朝」で修業を積まれ、「為朝」の「為(ため)」を貰って昭和43年、福岡市天神にて「多め勢」が開店しました。現在のお店は早良区室見にありますが、そのお味は変わることなく多くの方に愛されています。
そして、そのような歴史あるそば屋のご主人には長年の夢があったそうです。それが!「甘味製造」のこと。御年75歳にて、この夢を実現され「うどんと甘味」の店「為朝」が開店しました!早速中へ♪

落ち着いた雰囲気のお店ですね。
最中が凄い!
田口さんが自信をもっておススメするこのお店の看板甘味は、「そば風味もなか」。

流石はおそば屋さん。このもなかには、皮の中にそば粉が2割も入っているそうです!そば粉はビタミンBやミネラルが豊富。因みにビタミンBは糖質や脂質をエネルギーに変えてくれる役割があるんですよ~。さらにはルチンというポリフェノールも含まれていて、これは血流アップ・代謝アップ効果が期待できるんです♪
早速オープン。嬉しい~♪自分であんこを挟んで、パリパリもなかが食べられるタイプですね。

たっぷりのあんこをのせましたよ。大粒~!なんと使われている小豆は「丹波産大納言小豆」とのこと。

一般的には北海道の小豆が菓子用の高級品として使用されていますが、こちらの小豆は「手選り小豆」とも云われ、粒が大きくて小豆そのものの味が深く味わえるそうです。「虎屋黒川」でも高級羊羹の材料として使われているその小豆は、代々京都の丹波問屋との長いお付き合いがあるからこそ手に入るものだそうですよ。そしてこのあんこは、ここのお店の厨房で丁寧に炊かれたものです!
挟んでいただいてみます。

パリッ。パリパリ♪そして深~い。小豆本来の味がダイレクトに伝わってきます。そば粉を入れて焼いた皮は香ばしくて風味もよくて、新感覚でした。
お土産にも♪
今回はばら売りの箱入りをいただきました。しっかりとした箱に入っているのはパリパリの皮が割れないようにだそうです。

箱入りのお土産用もありましたよ。

そして他にもこのおいしい小豆を使ったあんこが楽しめるメニューが色々とあります。

多め勢のご主人が昭和61年に初めて西区能古島で「能古うどん」という名称で始めたうどんも、こちらでいただくことができます。「うどんも甘味も是非楽しんでください」と店長の内田さん。

因みに「為朝」というのは、初代店主があの源為朝と関係があるのかな?と気になったのでお尋ねしてみました。「江戸時代のおそば屋さんは、そば屋の印として弓矢のマークを店先に出していました。弓の名手であった”源為朝”の名を貰うことによって商売繫盛を願ったそうです」とのことでした。そうだったのですね!一つ勉強になりました♪

是非!老舗のお蕎麦とうどん、そして甘味を味わいに「為朝」へ行ってみてくださいね♪
・うどん・甘味 為朝(ためとも)
・092-846-1515
・11:00~15:00(L.O.14:30)
・定休日 火曜日
(営業時間や定休日は多め勢とは異なります)