もうすぐ春休みがスタート!学年の最後にやっておきたい片づけとは?

もうすぐ春休みがスタート!学年の最後にやっておきたい片づけとは?

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  • 更新日:2023/03/22

こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。多くの地域では、あと1週間ほどで保育園・幼稚園や学校の春休みが始まりますね。今年卒園・卒業する子どもたちも、新学年を迎える子どもたちも、新しい環境をワクワクドキドキして待っているのではないでしょうか。春休みは宿題がなかったり、あっても少なかったりする学校が多く、ダラダラと過ごしてしまいがち。2週間ほどのお休みも、気づいたらあっという間に終わってしまうかもしれません。春休みのうちに、親子で一緒に4月からの新生活の準備をしておきませんか?親だけでやってしまうのではなく、一緒に片づけることで子どもも1つ学年が上がるという責任感や意識を感じてもらえるはずです。

新学年の勉強道具やグッズのために場所を空ける

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小学生の場合、今まで使っていた教科書やノートを「念のために保管しておく」という人もいると思います。でも、新学年になったら、前年度の分はあまり見返す機会はないと思います。保管しておくだけのスペースがあればいいのですが、ない場合は思い切って処分して、新しい学年の教科書やノート置き場を作りましょう。学年が進むと、新しく学校で使うグッズが増えます。絵の具セットや裁縫箱、リコーダーの入った音楽バッグなど、けっこうスペースを必要とするモノも多くなります。ずっと学校に置いておくモノもありますが、たまに持ち帰って掃除をしたり、中身を補充したりするときに、置き場所があった方がどこかに投げ出しっぱなしになることがありません。学習の環境についても見直しておきましょう。例えば、わからない言葉を調べるための辞書が机から遠い本棚にあると、子どもは調べることがめんどうになってやめてしまいます。実際に勉強している様子を確認して、子どもにとって見やすく手の届きやすい場所に必要なモノが片づけられているようにしましょう。保育園や幼稚園の場合、夢中になる遊びやおもちゃが変わることがあります。今まで大きなおもちゃが好きだった子が、急にお絵かきに夢中になるかもしれません。そのたびに遊べるグッズをそろえたりしていては、どれだけスペースがあっても足りませんね。もし長く使っていないおもちゃなどがあれば、この春休みのうちに手放して、スペースを空けておきましょう。私は、主宰する「家庭力アッププロジェクト®」で、「未来のために空間を作ろう」と言っています。収納に空いている場所があるとモノをギュウギュウに押し込んでしまう人もいますが、あらかじめ空間を空けておけば、必要なときにすぐにモノの住所が決められてスッキリ暮らせますよ。

保管するモノは量を決めて子ども主導で取捨選択

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学期末には、園や学校で制作した作品を持ち帰ってきます。絵や工作など、親にとっても子どもにとっても思い入れが強いモノです。全部保管しておきたい気持ちもわかりますが、それが無理な場合は保管する量を決めておきましょう。A3程度の大きさも入るようなケースを用意して、そこに入る分だけ保管するようにします。もちろん、場所が許すならば箱は大きくてもかまいません。何を残すかは、子どもに決めてもらいましょう。作品の所有者はあくまで子どもなので、親が勝手に捨ててしまったりしてはいけません。入りきらない場合は、優先順位をつけて低いモノから手放すように促してあげてください。子どもが「これ、いらない」と決めたモノを親が「もったいない」と思っても、保管するように説得することはやめてくださいね。子どもが考えて決めたことなので、親に「これはとっておきなさい」と言われると、否定されたと感じてしまいます。そうすると、自分で決断することができなくなり、将来親の顔色をうかがったり、自分の意見を持たなくなったりしてしまうかもしれません。子どもが「いらない」と決めたモノは、そのまま手放させてあげましょう。もし親が「とっておきたい」と思うなら、それは子どもに許可をもらい、親が所有者になって保管するようにしてください。

1週間のスケジュールを考える

小学生の学年が上がると、1時限分の授業が増える曜日があったり、クラブ活動や委員会が新しく始まったりして、時間割が変更になることがあります。もしかすると、習い事の時間も少し遅くなったりするかもしれません。きょうだいがいる場合は、毎日のスケジュールを把握するだけで大変なことも。朝起きてから夜眠るまで、学校や習い事の時間なども含めて、スケジュールを書き出して確認してみましょう。これも親子で一緒にやることが大切です。子どもの時間感覚を養う機会にもなります。朝ごはんにかかる時間はどれくらいか、子どもは自分でわかっているでしょうか?本人は「10分」と思っていても、実際には20分ほどかかっているかもしれません。行動に対してどれくらいの時間がかかるかということを知っていると、1日をスムーズに組み立てやすくなります。春休み中に、大人も子どもも朝から夜まで自分の行動を書き出し、実際にかかった時間を記入してみてください。「インターネットを見過ぎているな」「洗濯を夜のうちに終わらせると、朝に余裕ができる」など、ムダな時間を洗い出して効率的に過ごせるようになります。片づけて家や生活を整えておくと、新生活を気持ちよくスタートできると思います。春休みのうちに、しっかり準備しておきましょう!

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【PROFILE】西崎彩智

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西崎彩智(にしざき・さち)/1967年生まれ。お片づけ習慣化コンサルタント、Homeport 代表取締役。片づけ・自分の人生・家族間コミュニケーションを軸に、ママたちが自分らしくご機嫌な毎日を送るための「家庭力アッププロジェクトⓇ」や、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える「親子deお片づけ」を主宰。NHKカルチャー講師。「片づけを教育に」と学校、塾等の全国の教育施設にて講演・授業を展開中。テレビ、ラジオ出演ほか、メディア掲載多数。

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