活動開始から1年、『学芸大青春』メンバーが語る“これまで”と“これから” 3星野陽介編

活動開始から1年、『学芸大青春』メンバーが語る“これまで”と“これから” 3星野陽介編

  • ダ・ヴィンチニュース
  • 更新日:2020/11/22
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リアルに存在しながらも、2次元キャラクターの姿で活動する。3次元の姿を見せることはあっても、顔出しはしない。『学芸大青春』は、「2次元と3次元を行き来するダンス&ボーカルグループ」という不思議なコンセプトで活動するボーイズグループだ。だが、彼らはけしてキワモノではない。地道に努力を重ね、技術を磨いてきた本格派ダンス&ボーカルグループだと胸を張ってお伝えできる。『学芸大青春』の歩みと、彼らにしか持ちえない魅力については、もぜひご覧いただきたい。

今回の特集記事では、11月28日に初の有観客ライブを控えた『学芸大青春』メンバー5人に、ソロインタビューを実施。活動開始から1年経った今のリアルな思い、彼らが目指す到達点について語ってもらった。第3弾は、太陽のような明るさで『学芸大青春』を照らす元気系・星野陽介!

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自信がないからこそ、誰かに必要とされる人になりたかった

──陽介君が『学芸大青春』に入る前、学生時代に熱中していたことは何ですか?

星野:学生時代は服が好きで、服を買うためにたくさんバイトをしてました。バイトも好きなことがやりたくて。甘いものが好きなので、パンケーキ屋でずっと働いてたんです。

──将来はファッション系に進むつもりだったんですか?

星野:その道も素敵だと思うんですけど、当時は“好き”を仕事にしたくなかったんです。なので、ファッション系の仕事をしようとは思っていませんでした。

──部活は何をしていました?

星野:小学校からずーーーっとサッカーをやってるサッカー小僧でした! サッカー歴は、将綺と変わらないぐらい。余談ですけど、将綺とは近くの公園に行って、時間無制限でボールを取り合う「エンドレス1vs1」って戦いをよくやってます(笑)。

──そんな陽介君が、歌やダンスの道を目指そうと思ったのは?

星野:昔から興味はあって、中学時代はオーディションを何度か受けたこともありました。そんな中、当時原宿で友達と服を見ていたら声をかけていただいて。「芸能関係はもう諦めようかな」って思ってた時に、たまたまお声がけいただいたので「頑張ってみようかな」って。そもそも僕は、自分に自信がないんです。自分の声もあんまり好きじゃなかったんですね。でも、誰かに必要とされるような人、価値ある人間になりたくて。努力した分だけ自分の価値が上がるんじゃないかと思ったので、「この道で努力してみよう」って決めました。

──こうやって話していると明るくて元気ですけど、“WHO WE ARE !”の歌詞のように陰キャ的な面があったんですね。

星野:そうなんです。自分の長所がわからないから、自信が持てなくて。例えば、すごく背が高かったらモデルもできるかもしれない。ピアノがうまければ、作曲ができるかもしれない。でも、そういうものが自分にはなくて、ちょっと重いかもしれないですけど「こんな自分、いても意味ないな」って思っていた時期があって。何かになりたかったんですよね。だから、何者かになれるように努力してみようって思ったんです。

──そして、加入したのが『学芸大青春』です。それまで歌やダンスの経験はありましたか?

星野:それがまったくなくて。歌うのは好きですけど、カラオケで歌う程度。ダンスを踊ったこともなければ、演技をしたこともありませんでした。今も苦労してますし、自分の武器になるものを探す時間だなって思ってます。メンバーだけじゃなく、それ以外の方々にも負けない、自分の確固たるものを見つけなきゃなと思っています。

──今、武器として見えかけているものはありますか?

星野:うわーーー、難しいですね。もちろん歌もダンスも好きなんですけど、演技にも興味があるんですよね。ドラマや映画にも興味があるし、声の演技にも興味があります。この業界に入ってから、みんなに「陽介、声に特徴があるよね」って言われることが多くて。それで、「あ、自分にも意外とできることがあるのかも」って思えるようになったんです。

──『学芸大青春』というグループとして、「これだけは負けない!」という武器は何だと思いますか?

星野:かぶることのない個性です。それぞれのいいところも悪いところも、歌やダンス、演技に出ているので。個性の違う5人が集まっているからこそ、5人の音楽性が生まれるし、いろんな色に染まれると思うんです。『学芸大青春』って「これ!」っていうジャンルがないですけど、それはそれぞれの個性がそうさせているから。逆に、ジャンルに縛られないところが強みになっていると思います。

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優輝の一番の理解者は、僕なんじゃないかと思います

──メンバーと最初に会った時のことは覚えてますか?

星野:えー、どうだったかなー。自分のことでいっぱいいっぱいでしたし、「2次元と3次元を行き来する」って聞いて驚きと不安があって。当時の会話とかは覚えてないです。

──将綺君に話を聞いたところ、「最初に会った時からほかの4人は覚悟を決めた目をしていた」って言ってました。

星野:そう見えるようにふるまっていたんじゃないかな(笑)。「別に俺、戸惑ってねーぞ」みたいな(笑)。実際は戸惑いがありましたけどね。でも、メンバーの顔を見て「あ、この4人となら頑張れるかも」とは思いましたね。みんな「頑張るぞ」って感じだったので、「負けないようにしなきゃ」と思いました。

──そこから共同生活を始めて、どんどんグループとしての力がついていきます。みんながひとつになったと感じた瞬間はありますか?

星野:グループを結成してから、優輝とは何度も喧嘩してきたんですよ。僕は、学生時代も友達と喧嘩しないタイプだったんですけど、なぜか優輝とはすっごく喧嘩するんです。それは、お互いがグループのことを考えて「こうなんじゃないか」「いや、こうだろう」って譲れないものがあったから。その分、自分の中のものを隠さずにさらけ出せてたってことでもあるんですけど。楽しいこと、悔しいこと、つらいことを全部吐き出せる関係に、優輝と最初になれたのが、かけがえのない出来事ですね。

──最初にぶつかったからこそ、団結が深まったんでしょうね。

星野:本音でぶつからないとわからないことってあると思うんですよ。僕、『HUNTER×HUNTER』ってマンガが好きなんですけど、主人公ゴンの育ての親のミトさんが「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」って言うんですよ。本当にそれだなと思って。優輝が何に対して怒っているのか考えるようになってから、「あ、優輝はグループのことを考えて言ってくれてるんだ。俺が折れないと」って思ったり、「優輝、それはグループのことを考えてないんじゃない?」って言ったりできる関係になったんですよね。

──本人も言っていましたけど、優輝君は最初の頃、尖っていたのでぶつかることも多かったとか。

星野:そうかもしれないです。メンバーが「優輝の言うこと、違うと思うんだよな」ってなった時には、自分が「わかった。俺が優輝に話してみる」って優輝の部屋をコンコンってして、夜中にふたりで話し合ったこともたくさんありました。逆に、自分が空回りしていた時に優輝がコンコンってやってくることも。優輝の一番の理解者は、僕なんじゃないかと思います(笑)。

──すごくいい話ですね。5人全員ではなく、ふたりで膝を突き合わせて話すんですか?

星野:5人でも真剣ミーティングをすることもあります。ただ、僕と優輝がぶつかって、3人が「落ち着けよ」って間に入ることが多かったので。そういう時は、1対1の環境で話すほうがいいかなって。5人いると、絶対マイノリティが出るじゃないですか。多数決で決めるのはフェアじゃないなと思って。だから「ちゃんと1対1で話し合おう、話し合ったことをシェアしよう」って意識していました。

──ほかに、活動開始してからの1年で壁にぶつかったことはありますか?

星野:個人的には、“youthful days”を歌った時ですね。疾走感があって、爽やかなんですけど、でもスイングしてて。素晴らしすぎる曲ですし、リズムの取り方が難しくて「自分なんかじゃ歌えない!」ってなったんです。しかも2ndシングルなので、まだまだメンバーもひとつになり切れてないし、自分の中にも変なプライドがあって、メンバーに歌うコツをなかなか聞けなくて。でも、思い切って「うまく歌えないから教えてほしい」って言った時に、自分の殻も破れた気がしました。そういう意味でも、思い出の曲ですね。

今でもリズムが甘くなった時は、この曲を聴いて初心に戻ることも。ボイトレの先生から、「ボーカルがないインストの状態で曲を聞こう。そうすると、リズムが絶対良くなるから」って言われたことを、今でも大事にしています。

──ちなみに、優輝君も「この曲が印象に残っている」と言ってました(笑)。

星野:そんなところまで一致しちゃうんですね(笑)。

──『学芸大青春』の曲は、歌詞もドラマチックですよね。歌詞が好きな曲はありますか?

星野:“JUST”ですね。将綺のパートで、《君が生まれた日から 逢いたい人がいる気がして》って歌詞があるんです。これがマジで好きで! 将綺の熱い感情と切ない歌詞が、いい具合に重なっていて。

──将綺君も、このフレーズが好きだと言ってました(笑)。

星野:やっぱりーーー! 僕、優輝だけじゃなく将綺のこともわかってますね(笑)。

──1stアルバム『HERE WE ARE !』には、ソロ曲“This is ラブソング”も収録されています。こちらも、陽介君らしさが表われた楽曲ですよね。

星野:デモをいただいた時に、「あ、これは僕の曲だ!」って思っちゃいました(笑)。片思いの曲で、思いを寄せてる子に気持ちは100%いきたいのに、体が動いてくれないっていうもどかしさを歌っているんですけど。自分と重ね合わせて、「歌詞の中の俺、頑張れ!」と思いました。キーが高いので最初は歌うのに苦労しましたが、とても気に入っている曲です。

──11月28日のライブで聴かせてもらうのが楽しみです。ライブに懸ける意気込みを聞かせてください。

星野:5月のライブは無観客の配信ライブになってしまい、僕ら5人もスタッフさんもみんな悔しい思いをしました。それだけに、今回はめちゃくちゃ気持ちがこもっていて。配信でもナマでも、ビシッと思いが伝わるんじゃないかと思います。僕たちの熱くて青く燃えてる瞬間をぜひ観てほしいなって思います!

──今後、陽介君はどうやってパフォーマンスを高めていきたいですか?

星野:僕は、歌詞に感情を乗せるのがとても好きなんです。自分の中でイメージできてはいるんですけど、まだそれを歌やダンスに100%落とし込めていないんですね。「うれしい」という気持ちが100%あったとしても、歌ってみると60%くらいしか表現できていなくて。そこが自分の課題でもあるし、100%表現することが目指す理想像なのかなって思います。そのためには、当たり前ですけど技術が必要なんですよね。聴いている方が情景を思い浮かべられるような歌、ダンスができたらと思います。

──今は2次元の姿で活動することが多いですよね。今後、2次元と3次元のバランスをどう取っていきたいですか?

星野:僕としては、もっと3次元の姿を出していきたいなと思っています。歌もダンスも演技も、生でしか伝わらないニュアンスや熱さがあると思うので。だから、3次元の僕らをいち早くお見せしたいという気持ちはあるんですけど、その反面、2次元の僕らをもっと見てもらいたいという気持ちもあります。将綺がよく「いつかもうひとりの自分と合わせて、10人でライブがしたい」って言うんですけど。それができたらかっこいいし、今までにないチャレンジができるんじゃないかと思っています。

──2次元と3次元のギャップは広がっていますか? それとも、2次元と3次元がどんどん近づいていると思いますか? ふたつの違いについて、意見を聞かせてもらえれば。

星野:3Dドラマ『漂流兄弟』で、僕は次男のヨウを演じているんですね。普通にみんなでご飯を食べてる時も、「それ、もうヨウじゃん!」って言われることもあって(笑)。最近は、2次元の姿と生身の姿の境目がなくなってきているような気がしています。年々、2次元の星野陽介への理解が深まっているのかなって。それはそれでいいことだし、2次元でのパフォーマンスもより自分として表現できるのかなって思いますね。キャラクターというよりも、「これが俺!」って最近は言えるようになりました。

──では、この記事を見て『学芸大青春』を知った方に向けて、メッセージをお願いします。

星野:僕らを初めて知ってくださった方々、少しでも興味をもってくださったらうれしいです! YouTubeやTwitterで出しているのは、僕らの面白い部分、ヌケてる部分が多いんですけど、ライブはそれとはまったく違う最高にかっこいい姿をお見せします。そのギャップを楽しんで、僕らを好きになってくれたらうれしいなって思います!

──皆さんのことをいつも応援しているファンの方々へのメッセージもいただけますか?

星野:いつもいつも応援してくれるみなさん、本当にありがとうございます! みんなの応援で、「生きてる!」って実感できます。これからも僕らの背中を押してください!

──陽介君は、「何者かになりたい」「誰かに必要とされる人になりたい」という思いで活動を始めたと言っていましたよね。今、なりたい自分になれていますか?

星野:うーーん……近づこうと努力してます! いつか、夢を目指す人たちから「星野陽介君みたいになりたい」と言ってもらえたら、それがゴールなんじゃないかと思います。

──最後に、ここにはいないメンバー4人に向けてメッセージをお願いします。

星野:みんな、本当に大好きです! これからも一緒に歩み続けよう!!

取材・文:野本由起

活動開始から1年、『学芸大青春』メンバーが語る“これまで”と“これから” ②南 優輝編

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