「アストロズ7-8オリオールズ」(18日、ヒューストン)
オリオールズの藤浪晋太郎投手が2点リードの六回から登板。だが制球が定まらず1/3回を3失点で途中降板。後を受けたウェブが勝ち越しを許し、試合をひっくり返される悪夢の展開だ。
先頭打者をしっかりと打ち取った直後。続くタッカーを追い込みながらも左翼へ三塁打を浴びた。マコーミックにはギアを上げて160キロ超を連発したが、中前にはじき返され9月初失点を喫した。
ここから右打者・ペーニャを迎えると制御不能に陥り、外角へ引っかかるボールが続いた。6球目には頭上を越す暴投で1死三塁とピンチを広げると、三遊間を破られて同点に追いつかれた。
ここで降板となった藤浪。9月に入ってから7試合連続無失点と抜群の安定感を誇り、制球面でも落ち着きのある投球を見せていたが…。エンゼルスに在籍していたウェブがアルトゥーベに勝ち越しの2点二塁打を浴びて一挙4失点。敵地には重苦しいムードが立ちこめた。
それでも七回に女房役・ラッチマンの適時打などで試合を振り出しに戻したオリオールズ。2点を追う九回には1死一、二塁からムリンスの逆転3ランが飛び出し、逆転に成功した。これでオリオールズは3連勝。ア・リーグ東地区でレイズと争っている地区優勝へ向け、価値ある逆転勝利を手にした。