
松本人志
お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志(59)が19日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜前10・0)に出演し、9年半にわたって出演した同番組を卒業した。
番組終盤には出演者とともに9年半を振り返り、最後には卒業に対しての思いを語った。「最初は本当に楽しかったんですよ、ワイドナショー。今も好きですけど。最初は自分の中でストレス発散になる番組だったんですけどね、なんかだんだん色々、ストレスをためる番組になってきてしまったのは否めなくて」と番組を続けていく中での心境の変化を明かした。〝キリトリ記事禁止〟の表示を指して「こういった問題もたくさんありますからね。もう一時は日曜日が憂鬱で、ネットニュースが全部松本松本で、俺の顔がトイレットペーパーの柄みたいに。また内容がちょっとそういうことじゃないからなとか、そこで終わるのかいとか、そういう書き方するとむしろ逆に伝わるぞとか、番組の記事や見出しだけを見た人が傷つくようなことを書かれて、それで大分疲れて疲弊していったことは間違いないですね。それでネットニュースが何とかなればね、また戻ってきたいものはありますが、なくなることはないからね」と複雑な心境を語った。
また、同じ時間帯で放送されているライバル番組のTBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)と比較されることについて「ずっと裏のサンジャポに視聴率で負けているといわれてきて、ずっとニュースにされてきたけど逆だからね。サンジャポをやっている皆さんごめんなさい。コア視聴率でずっとうちがダブルスコアで勝ってきたのに、サンジャポに負けているって言われて、ひどいニュースでは松本は視聴率で一回もサンジャポに勝てないまま卒業していくと。もうめちゃくちゃやわ。おっさん泣きそうやわ。それは本当にないし、俺はいいけど出演者のみなさんとかスタッフは言ってあげないと悔しいやろなと。代表して最後に言っておきたいなと。コア視聴率で頑張っています。この番組は素晴らしい番組だと思うので。ネットニュースの人、視聴率のことを書くなら今一番重要なコア視聴率を勉強してもらいたい」と苦言を呈した。一方で「ただサンジャポのみなさん、来週からはぼろ勝ちすると思う。僕が抜けたワイドナショーは屁みたいな番組だと思う」と松本節で番組を締めた。