
昨年3月の未勝利以来の2勝目を狙うタシット(ユーザー提供:だんさん)
日曜中山6Rの4歳上1勝クラス(芝2000m)は立て直したタシット(牡4、美浦・中川公成厩舎)に期待したい。
注目すべきは昨年3月の未勝利勝ちだ。今回と同じ中山芝2000mで3馬身差の圧勝。勝ち時計の2分0秒5は、同じような馬場レベルだった前週の弥生賞と全く同じ。上がり3Fの35秒3も、弥生賞を制したアスクビクターモアに0秒1劣るだけという優秀なものだった。この時点で重賞級とは言わないまでも、オープン級の脚力は示したといえるだろう。
それだけに昨秋の2戦は物足りなく映るが、休み明けの前々走は体に緩さがあったし、前走はいつも以上にトモが緩く映った。いずれのレースも、おそらくは昨春の出来になかったのだろう。一転、今回はしっかりと休ませての復帰戦なので、体調は戻っているはず。本領発揮であっさりのシーンを見せてほしい。