中日・福留 引退試合は9回守備から登場 2451安打目ならずも色あせないレジェンド伝説で竜党に別れ

中日・福留 引退試合は9回守備から登場 2451安打目ならずも色あせないレジェンド伝説で竜党に別れ

  • スポニチアネックス
  • 更新日:2022/09/24

◇セ・リーグ 中日―巨人(2022年9月23日 バンテリンD)

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<中・巨>現役最後の打席を終え、スタンドの声援にヘルメットをとって応える福留(撮影・椎名 航)

中日・福留孝介外野手(45)が、引退試合となった23日の巨人戦に、9回の守備から登場した。これまでNPB通算で1952安打、米大リーグでは498安打を放ち、日米通算2450安打を放った竜のレジェンドだが、最後はこだわりの右翼に入ってライトスタンドの竜党に別れを告げた。9回に登板したのは根尾。福留がバックで守る“熱い”展開で、打球は飛んでこなかったが、レジェンドに配慮する終幕となった。

9回の打席は鍬原が相手となった。1死無走者で迎えると、2球目を中堅方向に打ち上げて、結果は二飛。それでもベンチに戻る福留には万雷の拍手が巻き起こり、ベンチ前では立浪監督と抱き合って涙をこらえながら感慨にふけった。

PL学園の先輩である立浪監督の下で迎えた今季は、3月25日の開幕・巨人戦に「3番・左翼」でセ・リーグ野手最年長の先発出場を果たしたが、開幕から25打席無安打が続くなど22試合で23打数1安打の打率・043。交流戦終了後に2軍での再調整が決まった。1軍復帰を目指し息子のような若手と汗を流すうちに、「応援する気持ちが強くなった。そこが強くなってきたのは、潮時かな」と気持ちに変化が表れ、引退を決断した。

PL学園では世代No・1打者として甲子園を沸かせ、中日では3度のリーグ優勝に貢献した。02年には打率・343で初の首位打者を獲得し、この年2冠王で同・334の松井秀喜(巨人)の3冠王を阻んだ。06年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では準決勝の韓国戦で代打決勝2ランを放ち世界一に貢献するなど、ここぞでの勝負強さは際だった。日米通算ながら520二塁打は、憧れた立浪監督の持つ487二塁打のプロ野球記録を上回り「日米通算だが、超えられたのは自分の誇り」と胸を張る。ゴールデングラブ賞も5度獲得。攻守で存在感を発揮したまさに竜のレジェンドでもあった。

この日は球団の公式YouTubeチャンネルで、普段は見ることができない試合前の練習風景を配信するなど、最後までファンに雄姿を届けた。

◇福留 孝介(ふくどめ・こうすけ)1977年(昭52)4月26日生まれ、鹿児島県出身の45歳。PL学園3年の95年ドラフトで7球団から1位指名を受けたが、交渉権を得た近鉄を拒否し日本生命へ。98年ドラフト1位で中日入団。02年に首位打者、06年はMVPと2度目の首位打者に輝いた。07年オフ、FAでカブス移籍。13年、阪神で6年ぶりに日本球界に復帰。21年、古巣の中日に14年ぶりの復帰。最高出塁率3度、ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞5度受賞。1メートル82、90キロ。右投げ左打ち。

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