田中みな実「自分の芝居を見るのが怖い」『最愛』記者役で初めての感情に戸惑い

田中みな実「自分の芝居を見るのが怖い」『最愛』記者役で初めての感情に戸惑い

  • マイナビニュース
  • 更新日:2021/11/25
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●「OKテイクが出ても後悔の連続」橘しおり役の苦労吐露

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フリーアナウンサーで女優の田中みな実が、現在放送中のTBS系金曜ドラマ『最愛』(毎週金曜22:00~)で、フリーランスのノンフィクションライター・橘しおり役を熱演している。放送を重ねるごとに注目度が高まっているしおり。田中に、演じる上での心境や現場でのエピソードなどを聞いた。

殺人事件の重要参考人となった女性実業家・真田梨央(吉高由里子)と、彼女を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、そして梨央を支える弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)を中心に描かれるサスペンスラブストーリー。

田中演じるしおりは、梨央が社長を務める真田ウェルネスの闇を追い続けている人物で、19日に放送された第6話で、岐阜で起きた暴行事件の被害者の一人であることが判明した。ラストシーンでは、保釈された優と帰宅する梨央の前に姿を現し、「やっと会えましたね。この日を待ってました」と話しかけ、不気味な雰囲気を放っていた。

田中は、演じる橘しおりについて「孤独なフリーのノンフィクションライターです。目的に向かってまっすぐで社会性を手放したような人。手段を選ばず、アウトロー。証拠を手に入れるためには、窓を割ってまで建物内に侵入するような危険な人物です。自分の命も惜しくないほどの覚悟で真田グループと梨央に迫ります」と解説。

新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督からは「田中みな実さんらしさを全面的に消してほしい」と言われたという。

「のちに、橘しおりという人物の過去、梨央に執着する理由を聞いて自分なりにすごく考えました。考えすぎて、役を固めすぎて、肩に力が入っていたことは自覚しています。完全オリジナルの脚本で、先が読めない中で人物の心情を想像するのは容易ではありませんでした。しおりの出演シーンは本筋と離れたところで描かれることも多く、余白の部分をどう埋めればいいのか、ずいぶん頭を悩ませました」と苦労を明かした。

また、「撮影中、塚原さんが私の芝居を否定することはありませんでした。『そうです、そうです。いい感じです。方向性はそっちです。ただ、こうするともっとしおりの気持ちが伝わると思うんです』と寄り添いながら演出をするという感じで。具体的な指示というよりはヒントを与えてくれて、最終的には私に委ねるというやり方でした」と塚原氏の演出を紹介。

「しかし、OKテイクが出ても『もっとこうできたんじゃないか…』と直後から後悔の連続で。その繰り返しです。完成した本編のデータを放送前にいただいても怖くて観られないことがほとんどで。自分の芝居を見るのが怖いんです。こんなことは初めてで戸惑っています」と打ち明ける。

「塚原さん演出の回のDVDには、全体に向けたメッセージと、個人に宛てた手書きのメモが書かれていることがあって、それは、しおりを演じるうえでの大きなヒントになっています」とも話した。

●吉高由里子&及川光博の魅力熱弁 “加瀬キュン”も明かす

主演の吉高については、「共演させていただき、誰もが吉高さんに惹かれる理由がわかりました」と言い、「現場にいるひとりひとりとそれぞれにとっての心地好い距離感で軽快にコミュニケーションをとられていて、吉高さんがいると疲れ切ったスタッフまでもが皆笑顔になるんです。あっけらかーんとしているようで、実は現場を引っ張っているその様はカッコイイんです、本当に。私も、吉高さんと接するうちに気付いたらふわっと肩の力が抜けていました」と田中自身もすっかり吉高の人柄に魅了された様子。

「今朝はね、吉高さんがあまりにも可笑しくて『ひょうきん者ですね』と私が呟くと、『ぴったりの言葉を見つけたねぇ。ひょうきんでっすー(笑)』と変なポーズをしていました。陽気な人です(笑)。でも、芝居になると、パチーンとスイッチが入って梨央の顔に。次々感情が湧きでてくるんです。いち視聴者としてすごく好きな俳優さんでしたが、お会いしてまた別の魅力にとりつかれました」とエピソードも披露した。

真田ウェルネスの専務・後藤信介役の及川光博との共演シーンも多い。田中は「及川さんとはクランクインの日からご一緒させていただいていますが、現場に入られてから出るまで、ずっとミッチーというエンターテイナーでした(笑)。ひとたびお芝居に入ると、キラキラミッチーさんからスッとした表情の読めない後藤に豹変。唯一無二の存在感を放つ方だと感じます」と印象を述べ、「序盤は自分で作り込んできた芝居を必死に守ろうとしていましたが、共演者の方やスタッフの皆さんのおかげで、ようやく周りが見えてきました。できるだけ多くの物を吸収しようと必死でもがいています」と語った。

本作を一視聴者としても楽しんでいるという田中。「昔からドラマを観るのが好きで、『最愛』もいち視聴者として、自分が出ているシーン以外は楽しく拝見しています。特に加瀬さんの言動にはキュンキュンしっぱなし。ひとりで『きゃあ~』と色めき立っています(笑)。現場では“加瀬キュン”“大キュン(宮崎大輝にキュン)”なんていうワードがあるそうですが、それでいうと私は“加瀬キュン”です。あくまでも役柄としてで、おふたりとも大変魅力的な俳優さんです!」。

そして、「第7話ではしおりが、なぜこれほどまでに梨央と真田ウェルネスに執着するのか、彼女の過去も含め明かされます。しおりだけでなく、ほかの登場人物の思惑や意図も徐々に表面化されていきますので、ご注目ください。見終わった後、心地よい疲れが襲ってくるほど、物語は急展開していきます。最後までご覧ください」と視聴者にメッセージを送った。

(C)TBS

酒井青子

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