木村拓哉「3度目のタヌキ」を専門家が解説!「非常に貴重でありがたい」

木村拓哉「3度目のタヌキ」を専門家が解説!「非常に貴重でありがたい」

  • 日刊大衆
  • 更新日:2021/04/08
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木村拓哉

木村拓哉(48)が4月6日、インスタグラムを更新し、タヌキと遭遇した際に撮影した写真を投稿した。

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木村は投稿に「そして、またまた会ったタヌキさん!」とコメントしているが、これまで3月5日には、柵越しに木村家の愛犬・アムールと対峙したタヌキ、同月20日にもアムールの散歩中に遭遇したタヌキの写真をアップしていて、今回で3回目の目撃投稿となった。

「木村さんがタヌキを見つけたときは、愛犬の散歩中とのことですから、おそらく自宅近くでの出来事でしょう。ただ、木村さんは、東京23区内の高級住宅地、しかも繁華街にほど近い場所に住んでいます。野山など緑が多い場所に住んでいるイメージがあるタヌキを、直近で3回も目撃するような場所とは考えにくいですよね」(ワイドショー関係者)

4月6日の投稿では、木村自身も「どんな経緯で、こんな所に居るのか?」とコメントしており、目撃した本人ですら疑問に感じているようだ。

「木村さんの投稿には、ほかにも気になるところがあります。4月6日のタヌキの写真を見ると、胴体の毛がごっそり抜け落ちてしまっていて、随分とほっそりした見た目になってしまっています。木村さんも、“身体中の毛が抜け落ちてて、少し心配です”と投稿に付け加えていますが、タヌキの体の状態が引っかかりますよね」(前同)

■多くの問い合わせがある「都心のタヌキ」

本サイトは4月7日、東京都環境局自然環境部計画課の鳥獣保護担当の担当者に、木村が居住する東京23区のタヌキの生息状況について聞いた。

「23区内にタヌキが何匹くらいいるのかといった、生息数は我々の方では把握しておりません。ただ、23区内にお住まいの方から、“近所に毛が抜けたタヌキがいるんだけど、どうにかしてほしい”というような問い合わせがあるので、23区内にもタヌキは生息しています」

「毛が抜けたタヌキ」とは、4月6日の木村の投稿にいたタヌキと特徴が同じだ。さらに、環境局の担当者に話を聞いていくと、

「毛が抜けたタヌキは、疥癬(かいせん)という病気にかかってしまったであろうタヌキで、最近だと世田谷区、大田区、練馬区、中野区といったところから問い合わせが来ています。木村さんの写真のタヌキもおそらく疥癬にかかってしまってると思われます」

■「疥癬」で重篤化するタヌキが増えている

本サイトはさらに、東京農工大学の金子弥生准教授にも話を聞いた。

改めて、金子准教授にも、タヌキの都心での生息状況について質問すると、

「私は、都心の赤坂御用地や新宿御苑で学生たちと調査をしたことがありまして、ここでは1つの緑地に20匹くらいタヌキが生息していて、子どもどんどん生まれている状態でした。都心部でもタヌキが住んでいるというのは、今では当たり前のことだと思います」(金子准教授=以下同)

4月6日の木村のインスタ写真についても聞くと、

「普通じゃないような毛の抜け方ですし、都心は疥癬のタヌキがすごく多いんです。獣医さんの見地からすると、皮膚をちゃんとサンプリングして、疥癬虫が検出されないと、疥癬だって確定することはできないんですけど、毛のすごく抜けている状態から見ると、おそらく疥癬なんだろうと思いますね」

都の環境局の担当者と金子准教授が同じく口にした「疥癬」という病気。茨城県阿見町のホームページによると、ヒゼンダニによって皮膚病がおこる病気で、感染したタヌキは毛が抜け落ち、象のような皮膚になり、衰弱して死亡してしまうという。

■重篤化するタヌキが増えたのは最近の話

タヌキを死に追いやってしまう恐ろしい疥癬だが、感染したタヌキが重篤化するケースはここ最近になって増えているという。

「疥癬は、1980年代頃までは山の方も含めて、ほとんどなかったんですよね。元々疥癬虫は自然界にいて、ちょっとかかっても抵抗力とかあれば、軽い状態で自然に治っていたと思います。ただ、1990年代に入ってから、だいたい岡山県から首都圏まで、毛が抜けおちて、重篤化してしまって最終的に死んでしまうようなタヌキがすごく増えてきたんですよね。

環境省も調査をして、私たちも獣医さんと組んで原因追求を試みたんですが、結局、何が原因で自然界にいる寄生虫が入っただけで重篤になって死んでしまうようなことになるのか、特定はできなかったんです。ただ、唯一、非常に免疫力の下がっているタヌキがいるのはわかりました。

毛が抜けてしまうだけなら死なないんですけど、毛がないのは人間で言えば、服がない状態。ずっと寒いので、他の病気にもかかりやすくなるのか、最終的に肺炎とかで死んでしまうケースが多いようです」

■東京からタヌキがいなくなる……

疥癬で重篤化するタヌキが増えてしまったことは、深刻な問題だという。

「タヌキは元々日本にいる野生動物ですので、保護していかなければならない動物です。ただ、疥癬はかかったタヌキの家族にも移してしまうので、せっかく都心のほうに上手く暮らせているようになっているのに、死んでしまうような状況が多くなってくると、東京からタヌキがいなくなってしまう可能性も心配されますね」

都心でもたくましく生活しているタヌキたち。もし、木村のように都会でタヌキに遭遇した場合の対処方法を聞いた。

「タヌキから人間を見つけたら避けていくと思うのですけど、もし疥癬のような問題のあるタヌキを見かけたら、自分で対処しようとせず、触らないでお住まいの地域の区役所などの担当部署に電話したほうがいいですね」

万が一、人間が疥癬にかかっているタヌキに触ってしまった場合、やはり移ってしまうのだろうか。

「タヌキの疥癬と人間の疥癬は違います。宿主特異性というのがありまして、老人ホームで疥癬が流行る例もあるんですけど、これはタヌキとは別の種類の疥癬です。タヌキの疥癬が人間の身体の中に入っても、人間の体温が低いので、疥癬虫が生きていけないんです」

■木村のインスタ写真は「非常に貴重」

タヌキに寄生する疥癬虫は人間の中では生きられないということだが、油断は禁物だ。

「人間もタヌキと同じように毛が抜けちゃうとか、そういうのはないです。ただ、疥癬虫に刺されて、かゆみを感じるという話は聞いたことがあります。疥癬にかかったタヌキを触ったり、抱っこしたりすると、1週間ほどかゆみに悩まされる可能性があるので、絶対触らない方がいいですね。

木村さんのインスタの写真にいるタヌキはまだ動ける体力が残っているようですが、もっと症状が重くなってくると、動けなくなってしまいます。それに、寒いので昼間から日向に出て、ウトウトして、寝ているようなタヌキもいます。そうなると人間が触れる場合もあるんです。それでも、絶対触らないでください。個人の力で保護しようとかはやめたほうがいいです」

金子准教授は、木村のインスタ写真について、こんな話もしてくれた。

「私もときどき木村さんのインスタは見るんですが、フォロワーが300万人(注・316.5万人=4月7日時点)もいるアカウントで、日本に元々いる野生動物を出してくださるのは本当にありがたいと思っているんです。観察していると病気の現状もわかってきますし、木村さんの写真は1枚でも情報量が多いので、非常に貴重なんです。

今回だけでなく、3月20日と5日の投稿でも耳が欠けたタヌキが出てきますが、どうしてこうなったのか気になりますし、3月20日のタヌキもよく見ると、毛並みがおかしいんですよね。タヌキのこうした症状を見ると、木村さんのお住まいの地域は、タヌキが生息できる環境としては、ギリギリなラインなのかもしれませんね」

木村のインスタは、タヌキをはじめとする野生動物について考える良いきっかけになっているようだ。

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日刊大衆編集部

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