【医師監修】赤ちゃんの歯ぐずりに効果的な3つの対処法

【医師監修】赤ちゃんの歯ぐずりに効果的な3つの対処法

  • マイナビウーマン子育て
  • 更新日:2020/09/25

生後半年前後に赤ちゃんが思い当たる理由もなく泣くことが増えたのなら、もしかしたら「歯ぐずり」かもしれません。歯ぐずりとはいったい何なのでしょうか。家庭でできる対処法についても説明します。

「歯ぐずり」って何? いつ起こるの?

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生後数ヶ月の赤ちゃんの泣く理由がよくわからないとき、「もしかして歯ぐずりなんじゃない?」といわれることがあります。いったい「歯ぐずり」とはどのようなものなのでしょうか。

歯が生える不快感で赤ちゃんがぐずること

最初の乳歯は、個人差はありますが、およそ生後6ヶ月~8ヶ月にかけて、下の中央から生えてきます。歯が生えるときは、歯のまわりの歯茎が赤くなったり、出血したりすることがあります。これが痛かったり、不快だったりするために、ぐずると考えられているのが「歯ぐずり」です。夜泣きの原因のひとつとも考えられています。

歯の生える時期には個人差があるので、赤ちゃんの中には生後3ヶ月ごろに歯ぐずりが始まる子もいます。ただ、多くの場合は生後4~7ヶ月の間に始まることが多いようです。なお、歯の生えるのが多少遅くても心配する必要はありませんが、なかなか生えてこないときは1歳半健診ごろに相談してみると良いでしょう。

赤ちゃんに歯が生える時期などの詳細は、以下の記事も参照してください。

歯が生えてくるときのサインとは

歯の生え始めるころには、赤ちゃんに目でみてわかるサインが出始めます。新しい歯のまわりが腫れるだけでなく、下記で挙げるような症状があって、なおかつ他に思い当たる原因もなく機嫌が悪いときは、歯ぐずりの可能性があります。

なんでもかじる

赤ちゃんは歯が生えるときの不快感を、何か硬いものを噛むことで紛らわせようとします。おもちゃや指などをやたらとかじる場合は、歯が生えつつあるのかもしれません。

食欲が落ちる

歯が生えようとしているときに、母乳やミルクなどを嫌がることもあります。もしかしたら歯茎が痛い、または不快で食欲が落ちているのかもしれません。

よだれが多くなる

歯が生え始めるころは、ちょうどよだれの量も増えてくるころです。しかし、まだ赤ちゃんはうまくよだれを飲み込めないので、よだれが口の外に垂れます。これを放っておくと口まわりがかぶれやすくなるので、こまめに拭き取り、スタイをつけてよくとりかえてあげるとよいでしょう。

歯ぐずりで試したい対処法3つ

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歯の不快感を落ち着かせるためには、いくつかの方法があります。ぐずりがひどいときに試して、その子に合った方法を探してみましょう。

①冷たいものを与える

たとえば冷やしたおしぼりなど、冷たいものを噛むと歯茎の痛みがやわらぎますし、口の中に物を入れることで安心感も得られます。

清潔なおしぼりを水で湿らせてから結び目をつくり、冷凍庫で15~30分間冷やしましょう。冷えたら、結び目の部分などを赤ちゃんに噛ませます。

おしぼりの使用中は、のどに詰まらせる恐れがあるため、赤ちゃんから目を離さないようにしてください。赤ちゃんが6〜9ヶ月以上の場合は、冷たい水を赤ちゃん用の取っ手やストローつきのマグカップで与えるのもよいでしょう。

②歯茎のマッサージ

新しく歯が生える場所は、歯茎が腫れて柔らかくなることが多いです。ここを大人の指で軽くこするか、マッサージすると、赤ちゃんに安心感を与えることができます。行う前に、指はよく洗い、清潔な状態にしておきましょう。

③歯固めを使う

プラスチックやゴム製の「歯固め」として売られているおもちゃを使うのもおすすめです。冷蔵庫で冷やして使うとより効果的でしょう。ただし、凍らせるタイプのものは硬すぎることが多いので、かえって危険でおすすめできません。

「歯固めジュエリー」と呼ばれる、木や石などでできた大きいビーズをひもでつないだおもちゃが売られていることもありますが、首に絡まったり、紐が切れてビーズを飲み込むことで窒息したり、口の中を怪我したりするリスクがあると、アメリカ食品医薬品局(FDA)は警告しています。このようなタイプの歯固めは、安全のためにも使わないようにしてください。

最初の歯が生えてきたら

赤ちゃんの口の中を観察して、最初の歯が生えてきたら、どうすればよいでしょうか。

歯医者さんに診てもらおう

赤ちゃんに最初の歯が生えてきたら、できれば1歳になる前に一度歯医者さんで診てもらい、むし歯にならないためのアドバイスをしてもらうと安心です。

そこから3~4ヶ月に1回のペースで口の中をチェックしてもらい、家庭での歯のケアが適切かどうかを確認してもらうとよいでしょう。

まとめ

もし、生後6ヶ月前後で、空腹でも眠いわけでもなく赤ちゃんが泣いていたり、夜泣きが増えてきたりする場合は、乳歯が生えることでの不快感を訴える「歯ぐずり」の可能性があります。よだれが増えるなど、不機嫌以外のサインも見られたら、歯茎を冷やしたりマッサージしたり、歯固めのおもちゃを与えたりして、赤ちゃんが落ち着くように工夫してみましょう。

この記事の監修ドクター
順天堂大学医学部付属練馬病院 小児科 丘 逸宏先生
北里大学医学部卒業後、順天堂医院小児科、もりおかこども病院、国立成育医療研究センター消化器科を経て現職に至る。小児消化管を専門に日々超音波や内視鏡などを駆使して診療にあたっています。

(文:今井明子/監修:丘 逸宏先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

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