◇パ・リーグ ソフトバンク0ー1日本ハム(2022年5月13日 札幌D)

通算1000投球回を達成しボードを掲げる千賀(撮影・高橋茂夫)
ソフトバンクの千賀滉大が13日の日本ハム戦に先発登板。初回に日本人2位となる自己最速の164キロをマークするなど8回1失点14奪三振の力投も味方の援護がなく今季初黒星となった。
自身の投球について「自分の詰めの甘さだったり、先制点。改めてちゃんとしなくちゃいけないと思わされた試合だったかな」と振り返った。
鷹のエースは初回から自己最速を2度更新した。初回先頭の松本に投じた4球目で自己最速の161キロ更新する162キロをマーク。さらに3番・清宮に投じた5球目では自己最速を2キロ更新する164キロを記録。「自分の中でやりたいことというのが少しずつついてきた感じはありました」と自己最速更新に手応えを感じた。
千賀の164キロはロッテの佐々木朗と並ぶ日本人2位。日本球界最速はビエイラ(巨人)が2021年8月13日の中日戦(東京ドーム)でマークした166キロ。日本選手最速は大谷翔平が2016年10月16日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルS第5戦、ソフトバンク戦(札幌ドーム)でマークした165キロだった。
5回を投げ切って史上362人目となる通算1000投球回を達成した。12年4月30日ロッテ戦でプロ初登板から10年での達成に「まずは大きなケガなく、ここまで来られるとは思わなかった。僕をリードしてくれたキャッチャーの人たち、拓也が多いですけど、先輩方もいましたし、使ってくれた監督、コーチの人にも感謝の気持ちはとてもあります」と支えてくれた人たちに感謝した。