須田亜香里の新たな“武器”はギター ソロライブで「歌声との相性は抜群」評

須田亜香里の新たな“武器”はギター ソロライブで「歌声との相性は抜群」評

  • NEWSポストセブン
  • 更新日:2021/11/25
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初ソロライブを行った須田亜香里

SKE48の須田亜香里(30才)が自身初となるソロライブを開催した。注目を集めたのは、エレキギターやアコースティックギターによる弾き語り。ライブを観賞した放送作家・コラムニストの山田美保子さんが“ギタ女”須田亜香里について綴る。

【写真5枚】赤のエレキギターを持った須田亜香里のキュートなショット。他、須田会から届いたバルーンなども

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22日夜、SKE48の須田亜香里によるソロライブ『Akari Suda sing with the guitar~花車と六弦琴~』(渋谷・duo MUSIC EXCHANGE)を観に行く機会に恵まれた。

タイトルやコンサートロゴでもわかるように、須田がギター片手に、いわゆる“ギタ女”となって歌うライブだ。

ギターを始めたのは今年3月。きっかけは、FM AICHIで毎週月曜に放送されている『須田亜香里の部屋』の放送100回を記念して、番組ゲストに度々登場していた男女ツインボーカル編成のバンド「EARNIE FROGs」のテラオからメンバーのサイン入りギターをプレゼントされたことだ。

ギターの弾き語りにピッタリな歌声

その日の夜から練習をはじめ、「12年ぶりに趣味ができた」(ちなみに12年前の趣味はゲーム)とギターにハマった須田。練習の成果の場所として配信付きのソロライブを選んだのである。

1曲目は、11年前、3期生としてチームS公演「制服の芽」に参加した際、上手(かみて)最後列で歌い、踊った想い出の曲『恋を語る詩人になれなくて』。ちなみに今回のライブ会場は、そのときの会場と同じなのである。須田は10月31日に30歳の誕生日を迎え、11月14日は、デビュー12周年だった。彼女も、ファンの皆さんも、さまざまな景色を思い出してしまうからなのか、須田は度々涙声になり、ファンの多くも、もらい泣きをしていた。

そんな空気の中、彼女の歌声を聴いて私は驚いた。日頃から「歌は苦手」と言っている須田だが、ギターの弾き語りにピッタリな歌声ではないか。涼やかで軽やかで爽やか。しかも、歌詞の全てが観客の耳に正確に届く。

歌い手にとって、これは本当に大事なことで、私はいつも、島袋寛子(元SPEED)の歌唱時の滑舌の良さに聴き惚れるのだが、決して大袈裟ではなく、その島袋と重ね合わせたほどだった。大切な曲を、久しぶりに直接顔を合わせるファン一人一人に絶対に伝えるのだという須田の強い意気込みがそうさせていたのかもしれない。

初めて秋元康氏が須田のために書いたソロ曲『今の私じゃダメなんだ』や、初センター曲の『ソーユートコあるよね?』、さらにSKE48のオーディションで歌ったという大塚愛の『さくらんぼ』などなど、どれも味わい深く仕上がっていた。

努力を重ね、コメンテーターとして各局から呼ばれる存在に

もう一つ驚いたのは、大人の男性ファンの多さである。そんな大人たちが、須田の歌声やMCに「うん、うん」と優しく頷きながら、一声も一言も聞き逃さないという姿勢で耳を澄ましていた。

そんなファンの皆さんがSNSなどで度々呟いているのは「あかりんは本当に、がんばり屋さん」である。

須田が「努力の人」であることは、4年前から『ドデスカ!』(メ~テレ)で共演する機会が多かった私もよく知っている。最初の頃こそ、拙いコメントもあったが、本番前、担当ディレクターにまず、言いたいことを伝え、「大丈夫ですか?」「間違ってませんか?」などと確認。楽屋に用意された一般紙にもスポーツ紙にも目を通し、準備をしていたものだ。それが今では、木曜日のスポーツコーナーを仕切り、岸博之氏や萱野稔人氏らと並ぶ立派なレギュラーコメンテーターだ。

東海テレビの『スイッチ!』も、不定期の月イチ出演から、今年3月、隔週水曜日のレギュラーコメンテーターに昇格。他にも『バイキングMORE』(フジテレビ系)や、『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)から度々声がかかる若き“論客”の一人でもある。

ラジオとの相性もよく、現在3本のレギュラーが。今年2月には、主演映画『打姫オバカミーコ』が公開された。メ~テレ制作のオムニバスドラマ『名古屋行き最終列車』でも後輩メンバーを牽引してきた。

後輩メンバー「須田会」からもバルーンやメッセージ動画

そんな須田が、新たに手に入れた武器がギター。始めてから半年なので、カポの位置に迷ったり、コードを間違えたり、「アルペジオができるようになりたい」と、まだまだ初心者には違いないのだが、前述のとおり、彼女の声とギターの相性が抜群であるため、「聴けた」し、「予想以上に良かった」というのが私の率直な感想である。

須田本人は、「歌詞を大切に伝えることを中心にレッスンしていただいていた」(須田のツイートより)し、「SKE48劇場の音響も担当して、私の歌への苦手意識も知っている方が、ギターと声を綺麗に響かせてくださった」「須田専用金属アレルギー対応マイクを渋谷まで連れて来てくださった」(同)と、スクールと音響担当者に感謝。こうした“言葉”を欠かさないから裏方にも愛されているのだ。

努力の人、律儀な人であると同時に、後輩想いだということは、彼女が2位になった「AKB48 53rd シングル 世界選抜総選挙~世界のセンターは誰だ?~」のスピーチがよく表している。

「ステージの隅っこに今いるメンバーも、握手会の列が短いっていう子も、ブスだって言われても(笑い)、運営から推されなくたって」とは、ズバリ自分自身のこと。それでも、こんなにも晴れがましい場所に立てたのだから、みんなもがんばって! 大丈夫だよ!とエールを贈ったのである。だからだろう、ソロライブ会場には、彼女を慕ってやまない後輩メンバーで結成される「須田会」からバルーンやメッセージ動画が届いていた。

世界選抜総選挙のスピーチでは「覚悟さえ決めれば、ちゃんとファンの方はその覚悟に気づいて、ついてきて応援してくれるんだ……」というファンの皆さんへの感謝の想いもあった。まさに、その様子を目の当たりにした。

ファンの皆さんの間では、この日、卒業発表があるのではないかと心配していた方も多いと聞くし、取材に訪れていたスポーツ紙のWEB版の記事も、30歳になった彼女がMCで語っていた卒業への“想い”が文章化されていた。

が、私はフツーに“ギタ女”須田亜香里を満喫した。SKE48の公演や活動のみならず、前述の生ワイド番組やラジオ、映画やドラマ出演、地元紙の「中日新聞」でのコラム連載などなど、努力で一つ一つ仕事を勝ち取ってきた彼女にとっての新たな武器がギター。

“ギタ女”須田亜香里の今後の展開に、おおいに期待したい。

◆山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

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