国境なき記者団、ミャンマーで拘束中の邦人ジャーナリスト解放求める

国境なき記者団、ミャンマーで拘束中の邦人ジャーナリスト解放求める

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  • 更新日:2022/08/06
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国境なき記者団、ミャンマーで拘束中の邦人ジャーナリスト解放求める(画像提供:wowkorea)

国際ジャーナリスト組織の”国境なき記者団(RSF)”は、7月30日にジャーナリスト久保田徹さんがミャンマーの反政府デモを取材した直後に拘束されたことについて、ミャンマー軍部を糾弾した。同団は久保田さんの即刻釈放とともに、現在ミャンマーに抑留されている68人のミャンマー記者についても釈放を求めている。

同団は5日午後11時、全世界の会員記者に送った電子メールで声明を発表した。

米政府系放送のボイス・オブ・アメリカ(VOA)などの外信によると、久保田さんは当時ミャンマー最大都市のヤンゴンで開かれた「フラッシュモブデモ」を取材していたところ、少なくとも2人のミャンマー市民とともに、私服警察によって拘束された。

2021年2月の軍部クーデター以後、久保田さんはミャンマーで拘束された5番目の外信記者だ。前の4人の外信記者は抑留されていたが、軍部によって追放されている。

同団アジア太平洋デスクの責任者であるダニエル・バスタード(Daniel Bastard)氏は、「デモを取材したという理由で記者を逮捕することは許されず、ミャンマー当局がジャーナリズムを完全に蔑視する証拠」と述べた。

ミャンマー軍部と警察は、久保田さんがデモ現場を撮影したことではなく、直接デモに加わった疑いを調べているという。

久保田さんが逮捕された後、ミャンマーのソーシャルメディアには久保田さんと他の3人が垂れ幕を持っている写真が流布されている。しかし、この写真は、操作されたという疑惑を受けている。久保田さんが反政府デモに、積極的に参加したことを暗示するのが目的だという。

昨年、ミャンマーで1か月間収監され釈放されたフリージャーナリストの北角裕樹さんは同団に、「この写真が事件以後、当局によって演出されたものと疑われる」と述べている。

北角さんは「私が思うに、この写真は逮捕された後、脅迫を受けて撮ったようだ。このようなデモは即時鎮圧が怖いため、1分も続かず解散し、誰も(記念または認証)写真を撮る時間がない。その上、現場はデモが起きた場所と一致しない」と説明した。

複数の外信によると、ミャンマー軍部当局は久保田さんがドキュメンタリー撮影のためにミャンマーに到着した直後から監視していたという。久保田さんの同僚たちは「軍人たちがデモを起こす前の7月21日、久保田さんが泊まっていたホテルに行って、部屋やパスポートを調査した」と証言した。

久保田さんはこれまでコロナ禍でも、貧困や疎外された地域社会、人種問題を取材してきた。

一方、ミャンマーは同団の2022年世界言論自由指数で180か国中176位だった。ミャンマー政治犯支援協会の集計によると、軍部掌握後、少なくとも2138人の民間人が保安軍によって殺害され、1万4917人が逮捕された。

先週、軍部は活動家4人を秘密裁判で絞首刑に処したと発表。その後、国際的な非難を受けている。

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