
サッカードイツカップ2回戦、ホルシュタイン・キール対バイエルン・ミュンヘン。敗退が決まりピッチを後にするバイエルン・ミュンヘンの選手(2021年1月13日撮影)。
【AFP=時事】サッカードイツカップは13日、2回戦が行われ、ブンデスリーガ1部の王者バイエルン・ミュンヘンは2部ホルシュタイン・キールと2-2で120分を終えると、迎えたPK戦で5-6と敗れ、まさかの敗退が決まった。
バイエルンを率いるハンジ・フリック監督は、90分での決着直前に同点ゴールを許したことを悔やみ、「ショックだ。ものすごく失望している」と独スカイでコメント。勝利したキールをたたえ、「これを忘れて、もっとしっかりやらなくてはならない」と話した。
同大会でバイエルンが1部以外の相手に敗れるのは、当時4部の1.FCマクデブルクに黒星を喫した2000-01シーズン以来となる。
PK戦では、全員成功で迎えたバイエルンの6人目マルク・ロカがミスをすると、最後は元ヴェルダー・ブレーメンのFWフィン・バルテルスが決勝のキックを成功させ、キールの選手たちは感情を爆発させた。
欧州王者バイエルンがカップ戦で敗退するのは、フリック監督が2019年11月に就任してから今回が初めてとなる。
サージ・ナブリーの得点で先制したバイエルンは、バルテルスに華麗な一発を決められキールに追いつかれたが、リロイ・ザネのゴールで勝ち越した。しかし、95分にハウケ・ヴァールにヘディングを決められ延長戦に持ち込まれると、その後試合はPK戦に突入した。
バイエルンはこの日ほぼフルメンバーを先発で起用し、温存したのはブンデスリーガの得点ランキングで首位に立つFWロベルト・レワンドフスキとDFジェローム・ボアテングだけだった。【翻訳編集】AFPBB News