阪神・梅ちゃん、0行進脱出弾!21イニングぶり止めた

阪神・梅ちゃん、0行進脱出弾!21イニングぶり止めた

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2020/08/01

(セ・リーグ、阪神3-3DeNA=延長十回規定により引き分け、7回戦、3勝3敗1分、31日、甲子園)快音が響き、歓声がわく。試合前には虹がかかっていた甲子園に白い放物線を描いた。3ランを放った梅野が三塁を回ったところで右手をグッと握りしめた。勝利には結びつかなかったが貴重な一発となった。

「ボールに対してしっかりコンタクトできましたし、自分の仕事ができたと思う」

四回だった。2死一、二塁の好機で打席に立つと、カウント1-0から上茶谷の132キロカットボールを振り抜いた。とらえた打球はぐんぐん伸びて、右中間へ。7月1日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる3本目の本塁打は甲子園で今季初の一発。久しぶりに浴びる本拠地の歓声をかみしめるようにゆっくりとダイヤモンドを一周した。

「ヤギ(青柳)もすごく頑張っていますし、なんとか援護したいと思っていたので、先制できてよかった」。

打線は7月28日のヤクルト戦で20得点をたたき出して以降、沈黙した。前日までの2試合は1得点に完封負けと投手陣を援護できなかった。女房役として何としても援護点をプレゼントする。強い思いで打席に立ち21イニングぶりに得点した。

さらに、八回2死一塁からは10球粘って右前打。今季は打率・343(99打数34安打)、3本塁打、12打点。打率、安打数でチームトップだ。

2年連続ゴールデングラブ賞を受賞し、今季はここまで盗塁阻止率・615と守備面は申し分ない活躍。それに加えて、打撃でもチームにとって欠かせない存在となっている。

試合前には2017年に脳腫瘍を患い、昨季限りで引退した横田慎太郎さんが球場を訪れた。2人は梅野は大卒、横田さんは高卒で年齢こそ違ったが、2014年の同期入団(横田さんが2位、梅野が4位)。昨年9月26日の引退試合後のセレモニーでは高山、北條、中谷らと騎馬を組み、横田さんを担いで登場するほどの関係。ユニホームを脱いだかつての仲間に勝利は届けられなかったが大きな一発を放った。

引き分けとなったが、この日チームで唯一打点をたたき出した梅野。頼れる選手会長はこれからも攻守にわたって、チームを引っ張る。 (菊地峻太朗)

データBOX

◎…梅野のこの日の2安打は、いずれも2死から。今季2死で打席に立つと打率・424(33打数14安打)、1本塁打、5打点。11四球を選び、出塁率・568

◎…今季は2ストライクに追い込まれた打席で打率・360(50打数18安打)、1本塁打、3打点。10四球を選んでいる。フルカウントでも打率・417(12打数5安打)、1本塁打、3打点

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四回、先制の3ランを放った梅野。勝負強い打撃が目立っている(撮影・松永渉平)

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