「明日も出勤する娘へ」ユ・インギョン著

「明日も出勤する娘へ」ユ・インギョン著

  • 西日本新聞
  • 更新日:2020/10/16
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ここ数年、韓国の女性作家本が日本で花盛りなのは、いずれも性別役割分業が根強い社会で日本女性が「私たちと同じ」と共感しているからだ。この韓国版「働く女性啓発本」にも共通点が見いだせる。

著者は「主要日刊紙で定年退職した初の女性取材記者」。1959年生まれで初とは、韓国でも女性が組織で働き続けるのは難しかった(難しい)のだろう。

まずは組織というゲームのルールを熟知せよ、と説く。「韓国は法的にはほぼ完璧な男女平等国家」だが「しばらくは変わりそうにない固定観念がいたるところに落とし穴のように残っている」。困難を乗り越える知恵を、失敗談やユーモアを交えつづっている。

2014年の発刊からロングセラーを続けているという。隣の国に自分と同じような人たちがいる、と思えるだけでも心強くなる。吉原育子訳。 (酒匂純子)

「明日も出勤する娘へ」ユ・インギョン著(サンマーク出版・1540円)

西日本新聞

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