
モンデシー(右)がレッドソックスに加入(ロイター)
レッドソックスは24日(日本時間25日)、ロイヤルズからトレードでアダルベルト・モンデシー内野手(27)を獲得し、中継ぎ左腕のジョシュ・テイラー投手(29)が移籍すると発表した。現在、細部を詰めており、レッドソックスが後日、選手をもう一人獲得するか、金銭を得るという。
モンデシーは2011年に16歳で契約金200万ドルでロイヤルズ入りし、16年にメジャーデビューを果たすと、俊足巧打のスイッチヒッターとして注目を集めた。19年は102試合の出場で打率2割6分3厘、9本塁打、62打点、リーグ最多の10三塁打、43盗塁をマークした。新型コロナの影響で60試合制の短縮シーズンとなった20年は59試合で24盗塁を決めて盗塁王に輝き、遊撃手のレギュラーをつかんだと思われた。しかし、その後は脇腹を痛めるなど故障が続き、21年は35試合、昨季はわずか15試合の出場に終わっている。
父はメジャー通算271本塁打をマークし、強肩強打の外野手として活躍したラウル・モンデシー。03年はシーズン途中までヤンキースで松井秀喜氏の同僚だった。
今季終了後にFAになることもあり、今回のトレードが成立した。ボガーツがFAでパドレスに移籍、コンバートされたストーリーが右ヒジ手術で復帰未定。遊撃の定位置は空いており、モンデシーにはチャンスだ。吉田正尚外野手(29)にとっても朗報だろう。
東スポWEB