【ツール・ド・フランス2020 第16ステージ結果速報】ボーラの24才若手選手レナード・ケムナが1級山頂手前で仕掛けラスト20kmを独走、勝利を掴む!

【ツール・ド・フランス2020 第16ステージ結果速報】ボーラの24才若手選手レナード・ケムナが1級山頂手前で仕掛けラスト20kmを独走、勝利を掴む!

  • J SPORTS
  • 更新日:2020/09/23

ラ・トゥール=デュ=パンからヴィラール=ド=ランへ向かうアルプス山岳ステージ。アクチュアルスタートで大逃げを決めたい選手たちのアタック合戦が繰り広げられ35人の逃げグループが形成、4級ヴィリューをナンズ・ピーターズ(アージェードゥーゼール・ラモンディアール)が先頭通過し、メイン集団に吸収された。

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アタック合戦は続き15人の逃げグループと幾つかの追走グループができたところでメイン集団はチーム ユンボ・ヴィズマにコントロール下におかれた。逃げグループにポイント賞3位のマッテオ・トレンティン(CCCチーム)が入り中間スプリントポイントを先頭通過したため、ポイント賞2位のペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)まで12ポイント差へと縮めた。

ピエール・ロラン(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト)がメイン集団から飛び出し、ティシュ・ベノート、カスパー・ピーダスン(共にチームサンウェブ)と先頭グループへジャンプアップ、さらに2つの2級峠山頂を先頭通過し、山岳賞首位のブノワ・コヌフロワ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)の36ポイントに並んだ。

1級サン・ニズィエ・デュ・ムシュロットへの道でカンタン・パシェ(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト)がアタックで抜け出すことに成功、30秒後方に追走グループ、メイン集団は13分以上のタイム差をつけた状態で登坂を開始。

山頂まで5.4kmで追走グループからジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)、リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ)、レナード・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ)、セバスティアン・ライヒェンバッハ(グルパマ・エフデジ)が飛び出しパシェに追いつく。

ライヒェンバッハのペースアップ、カラパスのアタックでパシェとアラフィリップがついていけなくなった。カラパスがさらに仕掛けるとライヒェンバッハも遅れ、カラパスが脚を緩めた山頂手前400mでケムナのアタックが決まり、山頂を先頭通過。そのまま踏み続けラスト20kmをそのまま独走したケムナが2着のカラパスに対し1分27秒のタイム差をつけてグランツール初勝利を手に入れた。

メイングループはタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)やミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム)がゴール手前で仕掛けるもタイム差はつかずケムナの16分48秒後に集団フィニッシュ、プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ)が総合首位をキープした。

「最高で素晴らしい日になった。アタック合戦は激しかったけど乗ることができた、勝つためには独走するしかなかったので、カラパスがスピードを緩めた瞬間を狙って仕掛けた、勝負の瞬間だとわかった」(ケムナ、勝利後インタビュー)

第16ステージ結果
1 レナード・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)in 04h 12' 52''
2 リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ/エクアドル)+ 00h 01' 27''
3 セバスティアン・ライヒェンバッハ(グルパマ・エフデジ/スイス)+ 00h 01' 56''
4 パヴェル・シヴァコフ(イネオス グレナディアーズ/ロシア)+ 00h 02' 34''
5 シモン・ゲシュケ(CCCチーム/ドイツ)+ 00h 02' 35''
6 ワレン・バルギル(チーム アルケア・サムシック/フランス)+ 00h 02' 37''
7 ティシュ・ベノート (チームサンウェブ/ベルギー)+ 00h 02' 41''
8 ニコラス・ロッシュ(チームサンウェブ/アイルランド)+ 00h 02' 47''
9 カンタン・パシェ(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト/フランス)+ 00h 02' 51''
10 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)+ 00h 02' 54''

個人総合順位
1 プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ/スロベニア)in 70h 06' 47''
2 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 00' 40''
3 リゴベルト・ウラン(EFプロサイクリング/コロンビア)+ 00h 01' 34''
4 ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 01' 45''
5 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 02' 03''
6 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)+ 00h 02' 13''
7 ミケル・ランダ(チーム バーレーン・マクラーレン/スペイン)+ 00h 02' 16''
8 エンリク・マス(モビスター チーム/スペイン)+ 00h 03' 15''
9 トム・デュムラン(チーム ユンボ・ヴィズマ/オランダ)+ 00h 05' 19''
10 ナイロ・キンタナ(チーム アルケア・サムシック/コロンビア)+ 00h 05' 43''

ポイント賞
1 サム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ/アイルランド)269 pts
2 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)224 pts
3 マッテオ・トレンティン(CCCチーム/イタリア)212 pts

山岳賞
1 ブノワ・コヌフロワ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)36 pts
2 ピエール・ロラン(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト/フランス)36 pts
3 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)34 pts

新人賞
1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)in 70h 07' 27''
2 エンリク・マス(モビスター チーム/スペイン)+ 00h 02' 35''
3 エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ/コロンビア)+ 00h 18' 24''

チーム総合順位
1 モビスター チーム(スペイン)in 210h 11' 06''
2 イネオス グレナディアーズ(イギリス)+ 00h 35' 37''
3 EFプロサイクリング(アメリカ)+ 00h 37' 00''

敢闘賞
3 リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ/エクアドル)

第16ステージのリタイア
53 ダヴィ・ゴデュ(グルパマ・エフデジ/フランス)
184 ジェローム・クザン(トタル・ディレクトエネルジー/フランス)

Cycle*2020 ツール・ド・フランス

第16ステージ:ハイライト動画

第17ステージ9月15日(火)午後8:55 - 深夜1:45/J SPORTS 4
[区間]グルノーブル > メリベル・コル・デ・ラ・ロゼ 170Km(山岳)/アンリ・デグランジュ賞

■コースの特徴
ラインステージにおける今大会最後の山頂フィニッシュ。アルプス特有の長い山道と、アルプスとしては珍しい急勾配、そして今大会最高峰の標高2304mで完全武装するツール初登場ロズ峠が、2020年マイヨ・ジョーヌにふさわしい者を選別する。

コース前半はほぼフラットだから、中間ポイント収集には最適だ。ただし折り返し地点を過ぎると、完全に山男たちだけの世界に突入する。行く手にそびえる山はただ2つ。とてつもなく巨大で、とんでもなく破壊力の高い2つである。

1つ目の超級はマドレーヌ峠。ツール登場27回目の、すっかりおなじみの山だが、今回はこれまで1度も上ったことのない方角から攻める。つまり登坂距離はいつもの25.3kmではなく、ちょっと短めの17.1km。代わりに平均勾配が6.2%から……8.4%にパワーアップ!しかも登坂口からの4kmは平均10%で、その後も延々7〜9%の勾配が続く。

2000mの山頂からは、目もくらむほどのダウンヒルが待ち受ける。下りきった先でほんの少しタランテーズの谷間を駆け抜けたら、昨大会第20ステージの最終峠の入り口、ムティエの町を通過する。1年前はそこから南下してヴァル・トランス登山を行ったプロトンは、今年は南西のメリベルへ向けて、最終登坂を開始する。

すでに1973年大会で区間の行方を見届けたメリベルの町は、ただし今回は、フィニッシュに至るまでの中間地点でしかない。なにしろ超級ロズ峠の山道は21.5kmとひたすら長い。山道全体の平均勾配は7.8%だが、メリベルまでなら6.9%。それより上部の……ツールにとって「未知なる」10.5kmだけなら8.6%。さらにラスト4.5kmは平均10%で、残り2.5km地点には最大24%ゾーンが、フラムルージュ前後に18%も待ち受ける!

ツール史上一番でこの山のてっぺんに飛び込んだ選手には、たくさんのご褒美が待っている。区間勝利は当然のこと、初代開催委員長を記念するアンリ・デグランジュ賞もかけられる。山岳ポイントさえ2倍もらえる。

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コースの特徴:宮本あさか

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