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日本のシードル産地を巡る_長野編<シードルのある夏>

日本のシードル産地を巡る_長野編<シードルのある夏>

  • OZmall(オズモール)
  • 更新日:2021/07/21
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2013年頃より南信州を中心にシードル造りが注目され、シードルリーや、委託醸造でシードルを造る農家が増加を始めた長野県。現在シードルを生産するワイナリーとシードルリーは約40軒と日本最多。今、まさに勢いのある長野県で、日本のサイダーカルチャーを発信し続ける気鋭の醸造所「Son of the Smith Hard Cider」を訪れました。

〈長野県・大町市〉 Son of the Smith Hard Cider

アメリカ・オレゴンで出会った サイダーカルチャーを目指す

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池内琢郎さん(左):醸造担当。醸造に関する深い知識と飽くなき探究心で次々と意欲作をリリース。宮嶋伸光さん(中):小諸市の宮嶋林檎園3代目。小澤浩太さん(右):大町市の小澤果樹園の4代目。2人とも生食用と醸造用品種を栽培。代々品種の開発を手がける家に育ち、宮嶋さんが会長を務めた長野県内の産地を越えた若手研究会で出会って意気投合。日本ならではのサイダー用品種の開発を目指す

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北アルプスの麓、冷涼な大町市にあるサノバスミス。設立は、家業のりんご農家をそれぞれ継いだ宮嶋伸光さんと小澤浩太さんが、2015年、アメリカ・オレゴン州のポートランドを旅し、「ハードサイダー」に出会ったことにさかのぼります。

「クラフトビールとサイダーのハイブリッドのような、まったく新しいりんごのお酒が当たり前のように街中で楽しまれている光景は衝撃でした」とふたり。

最先端のサイダーカルチャーの洗礼を受けた彼らは自分たちがりんごで造りたい酒はこれだ!と確信。

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醸造用品種ポーターズパーフェクション

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日本でも生食用りんごの規格外品ではなく、サイダーのためにりんごを育てて、サイダーを造ろうという思いをさらに強くしました。

帰国後、以前から着手していた醸造用品種の栽培を本格化。15種類もの苗を準備して栽培適性、サイダーにしたときの風味などを参考に、品種の絞込みを開始。

それどころか、さまざまな品種を交配することで、「日本ならではのサイダー品種」を開発することにも挑戦し始めます。

その一方で、りんごでお酒を造る文化がなかった日本に、サイダーカルチャーを広めようと、サイダーを提供するイベントを各地で精力的に開催。延べ5000人以上の人にサイダーの魅力を伝えていきました。

“チェイサー”として飲みたい 究極のアウトドアドリンク

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小仕込みができる300?タンクも揃う(手前3基)

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さらなる可能性を広げるために、彼らは自分たちで醸造に乗り出すことを決意。

醸造担当として、信州大学繊維学部大学院で研究中の池内琢郎さんを仲間に加えます。彼はオレゴン州・ポートランドの醸造家に師事し醸造を学んだ経験の持ち主。

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大町市に約4.4ha、小諸市に約4.0ha のりんご園があり、生食用20品種、醸造用15品種を栽培中。サノバスミスのサイダーは330mlの飲み切りサイズ

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その後イギリスに渡り、老舗醸造家のもとで醸造のみならず、醸造用品種の味わいを自分の味覚で掴んできました。

2020年、ついに醸造所が完成。醸造用品種も使ったサイダーもリリース。

泡立ちのクリーミーさ、複雑な風味、シャープな酸や心地よい苦み…。従来のシードルとは一線を画した味わいで脚光を浴びました。

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タップルームにあるテイスティングカウンター

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そんな彼らに、どんな風に自分たちのサイダーを飲んでほしいかと尋ねると「これからの蒸し暑い季節なら、アウトドアとかでビールや他のお酒のチェイサーにしてもらってもいい。無限のループができますよ」と笑います。

気鋭の農業者とセンスと知識あふれる醸造家の最強タッグが送り出す、サイダーはこの夏、大注目です。

夏に飲みたい1本 「サノバスミス オリジナル」

複雑なフレーバーに伸びやかな酸の余韻

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ふじ、グラニースミスで造られた原酒に京都産のスウィートグラスという薬草を浸漬させたボタニカルサイダー。アップルパイとサクラモチのような香りに、フレッシュな果実味を彩る伸びやかな酸

アルコール:7.0%
容量:330ml
値段:770 円

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