昨年度、福島県内の児童相談所が対応した児童虐待の件数は2000件あまりで、過去最多となりました。
県によりますと、昨年度、県内4つの児童相談所が対応した児童虐待の件数は2256件で、前の年度と比べて271件増えました。これまでで最も多かった2019年度の2024件を超え、記録が残っている1989年度以降で過去最多となりました。
内訳は、子どもの目の前で家族に暴力をふるうなどの「心理的虐待」が1666件と最も多く、次いで身体的虐待が392件、ネグレクト=育児放棄が175件などとなっています。
県は増加の要因につい、て警察や教育機関との連携を強化したことにより、児童相談所への報告が増えたとみています。