◇パ・リーグ 西武1―4オリックス(2023年5月26日 ベルーナD)

<西・オ>6回、適時打を放った源田はガッツポーズ(撮影・村上 大輔)
西武に頼れる主将が帰ってきた。WBCで右手小指を骨折した西武・源田壮亮内野手(30)が今季初の1軍昇格を果たし、「2番・遊撃」で先発。0―4の6回2死二塁で迎えた3打席目に適時打を放って塁上ではガッツポーズを決めた。
「改めてたくさんのファンの前で野球ができることは当たり前じゃないなと。ライオンズファンの前でプレーができて、うれしかった」
5回には遊撃守備で適時失策していたが、7回1死は茶野の三遊間深いゴロを逆シングルで好捕し、反転スロー。結果は内野安打も待望の「たまらん」プレーにファンは魅了された。試合前の円陣では声出しを担当。チームは10カード連続勝ち越しなしだが「休んでいたのでチームの状況なんて何も知らん。今日は開幕や!今日からいくぞ!」と主将として、ナインを鼓舞し続けた。
チームは3連敗で今季ワーストの借金7。それでも「苦しい時期は絶対にある。何とかみんなで乗り越えて、上に行けるように」と背番号6は前だけを見ている。(福井 亮太)